チリを圧倒する快勝発進も、英メディアは日本代表の“課題”を指摘「どう判断するかは難しい」【ラグビーW杯】

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 その後は徐々に疲労の色が濃くなっていったチリを尻目に、危なげない守りで応戦した日本は、72分に中村亮土がスクラムの流れからトライを決めて勝負を決めた。80分にワーナー・ディアンズがトライを決めたところでノーサイド。最終的に日本は42-12で開幕戦を制した。

 猛暑の中でも、アグレッシブな戦いを見せたアジアの精鋭たちには、海外メディアからも賛辞が寄せられた。英公共放送『BBC』は「スコア以上にチリはエリートレベルにあることを見せていた。しかし、日本が巧みに試合をコントロールしたと言わざるを得ない。彼らはこれ以上にない形で勝利し、ボーナスも得た」と勝点5を手にしたパフォーマンスを称えた。

 ただ、格下相手という見方もある。『BBC』は「この結果から日本をどう判断するかは難しい。明らかに優れた連携とパワーを持っているが、今日は多くのタックルを外されていた。イングランド、アルゼンチン、サモアとの試合は全く異なるものになるだろう」と厳しい見解も記していた。

 なお、幸先のいいスタートを切った日本は、現地9月17日にイングランドと対戦する。開幕節でアルゼンチンを圧倒した“ラグビーの母国”とのマッチアップは、1次リーグ突破を狙ううえでポイントとなるだけに大いに注目したい。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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