「侍ジャパン2019年問題」とは?
2020年東京五輪での金メダル獲得への道のりに暗い影を落とす事となるのか。侍ジャパンに降って湧いた「2019年問題」のことである。
稲葉篤紀監督率いる侍ジャパンの主力たる3選手が、早ければ2019年シーズン終了後にもメジャー挑戦する可能性が浮上した。
DeNA・筒香嘉智と広島・菊池涼介は、将来的なポスティングシステムによるメジャー移籍を球団側に要望。西武・秋山翔吾は順当なら2019年シーズン中に海外FA権を取得するが、球団側が提示した新たな複数年契約を断り、来オフの海外FA権行使へ含みを持たせた。
11月の日米野球、稲葉監督が内外野のリーダーに指名したのが菊池と秋山の2人だった。「練習初日に2人にはこのチームを頼むと話した。2人が先頭に立ってやってくれたことが非常に大きい」とメジャー選抜相手に5勝1敗と大きく勝ち越した要因に挙げたほどだった。
また稲葉監督就任後、トップチームとしては初陣となった3月の侍ジャパンシリーズ・オーストラリア戦では、2試合とも筒香を4番に据えた。日米野球は左くるぶし痛の影響で辞退したが、4番の最有力候補として軸に据える考えを示していた。
1 2