世界一侍ジャパン投手陣の1か月査定!佐々木が異次元の投球、大勢は無失点を継続
【WBCメンバーNPB投手(リリーフ陣)の今季成績】(4月22日時点)
◆宇田川優希(オリックス)
9試合7ホールド 防御率1・17
◆栗林良吏(広島)
9試合2敗7セーブ 防御率4・15
◆湯浅京己(阪神)
7試合5セーブ2ホールド 防御率0・00
◆山崎颯一郎(オリックス)
7試合4ホールド 防御率1・35
◆松井裕樹(楽天)
5試合4セーブ 防御率0・00
◆大勢(巨人)
5試合2セーブ1ホールド 防御率0・00
侍投手陣の離脱1号は、阪神の守護神・湯浅だった。開幕から7試合に登板して5セーブを挙げた後、右前腕部に疲労が出たため、4月16日に出場選手登録を抹消された。「WBCのボールも影響していると思う」と湯浅が話しており、WBC直後の開幕2週間で2日連投が3度あった影響もあるかもしれない。
WBCでチーム最多4試合登板とフル回転した巨人・大勢は、右手指にマメができてシーズン開幕直後は登板回避して心配されたが、5試合無失点スタート。腰の張りでWBC途中離脱した広島・栗林はシーズンに間に合い、9試合登板とフル回転も抑えの場面で22日時点では2度失敗。故障の影響がないとは言い切れないか。
【WBCメンバーMLB投手の今季成績】(4月22日時点)
◆大谷翔平(エンゼルス)
5試合3勝0敗、防御率0・64
◆ダルビッシュ有(パドレス)
3試合0勝2敗、防御率3・44
メジャーの2人は基本的に中5日でチームの先発ローテーションで回っている。侍メンバーで開幕投手を務めたのは、日米を通じて大谷ただ1人。疲れ知らずの二刀流はここまで開幕3連勝、防御率0点台と圧巻の投球を続けている。ダルビッシュはマイナーでの登板を経てチーム6戦目に今季初先発。22日時点では未勝利だったが、24日のダイヤモンドバックス戦で今季初勝利を挙げた。
長いシーズンはまだ始まったばかり。世界中にその名をとどろかせた侍ジャパン投手陣の実力を発揮するのはこれからだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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