去る栗林と残った源田、侍ジャパン14年ぶりの大会中選手入れ替え
今回、チームを去ることになった栗林と、チームと戦い続けることを決断した源田。右手小指の骨折を抱える源田が、果たして本番の中でどれだけのプレーができるのかが焦点となる。ノックでは患部をテーピングして固定したまま、実際に送球をこなした。ただし、走者とのクロスプレーが重なる遊撃という守備位置で、それが可能なのか。打撃に関しても実戦のフルスイングによる負荷は、なかなか練習では試せない。
唯一ハンデなく臨めそうなのが走塁面。確かに源田の俊足は魅力的だ。入団から6年連続2桁盗塁中で、通算155盗塁を誇る。もっとも、故障した際のプレーがその走塁時。微妙なベースへのタッチなど、下手すれば故障を悪化させかねない。
手の骨折からの早期回復で、記憶に新しいのは日本ハムに今季から加入した加藤豪将だ。こちらはノックのイレギュラー打球を受けて、右手人さし指を骨折。ところが5日後にはフリ・ー打撃を行い「痛くない、もう100%です」と明るい表情をみせ、スローイングも約2週間後には再開させた。全てが絶望的なわけではない。
源田は再びWBCのフィールドに帰ってくることができるのか。再び背番号2の元気な姿を見ることができれば、悲願の世界一の座もグッと近づいてくるに違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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