箱根の教訓どこへ・・・プレ五輪の札幌マラソンで人だかり「感染怖い」
選手からも不安の声があがった。女子3位に入った五輪マラソン代表の鈴木亜由子は「混んでいて感染が少し怖かった。整列の指示を出してほしかったが大会スタッフの方もどうして良いか分からない様子だった」。ウオーミングアップエリアがせまく、車道3車線の幅に約120メートルの長さで設けられたスペースに出場69選手が「密」になった。
男子代表の服部勇馬は24位でフィニッシュしたレース後に「この状況下で本当に走っていていいのかと、走りながら思う時もあった。医療従事者の皆さんだったり、本当に苦しい状況の中で仕事をされていることを考えると」と複雑な思いを抱えて走った。
運営面でさまざまな課題が浮き彫りになったプレ五輪マラソン。大会を視察した世界陸連会長でIOC委員のセバスチャン・コー氏が「東京五輪組織委員会の会長じゃなくて良かった」と本音をポロリとこぼすオチもついた。逆風のなか強行した今大会の反省を、今度こそ本番では生かしたい。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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