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川淵さんでよかったのでは-。
そう思う人々も決して少なくないことでしょう。
女性蔑視発言で辞任を余儀なくされた東京五輪大会組織委の森喜朗会長の後任には、橋本聖子五輪相が就任しました。しかし、そこまでの道のりが二転三転したのはご存じの通りです。
「森さんは後任を旧知の川淵さんにしたいと考え、菅総理に伝えたと言います。すると総理の回答は『若い人か女性はいないですか』というものだったという。しかし森さんは『強行突破』して川淵さんへと涙ながらにオファー。人情に厚い川淵さんはこれを受諾し、帰宅後には報道陣に対して内幕を全て喋ってしまった。元々サービス精神の旺盛な方ですからね…。これが菅総理の逆鱗に触れ、『川淵降ろし』が始まったのです」(メディア関係者)
後任人事といえばスポーツ新聞の得意技。しかし各紙とも「正解なし」というまさかの結果に終わってしまいました。
「日刊スポーツが山下泰裕JOC会長、スポーツ報知が小谷実可子氏を最有力候補として一面で報じましたが、ふたを開けてみたら橋本氏だった。3人を並列にして『混迷』と報じたスポニチが『正解』だったという(笑)。スポーツ紙が広く深く取材網を張るスポーツ界ではなく、政界主導で決まったことの証明でしょう」(前述の関係者)
しかし、橋本氏といえば森会長を「父なんです」と語るほどベッタリの間柄。これでは森氏の傀儡と呼ばれても仕方ありません。しかもキス強要などのセクハラ醜聞で、スネに傷のある橋本氏が、女性蔑視発言で引責した森氏の後釜となることには、疑問の声が収まりません。
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