高校野球に進んだ「スーパー中学生」が必ずしも「スーパー高校生」にならない理由とは

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 そして、こう続けるのです。

 「中学時代に活躍し、鳴り物入りで入学した有望選手が、チームの環境になじめない例も悲しいですが、なくはないです。チームカラーとのミスマッチというか…。これについては入学時、どんなチームなのか入念に調べることも必要です。先輩後輩の関係はどうか、指導者の性格はどうか…。最近は強豪校でもアットホームな雰囲気で、学年に関係なく仲が良く、高め合っていこうというチームも増えている。一方で、ゴリゴリの縦社会が色濃いチームがあるのも事実です。スカウティングの時点では甘い言葉しか出ないでしょうから、見極めが難しいとも言えます」(前述のライター)

 そして、本人の「勘違い」も理由の一つであると、前述のライターは言うのです。

 「特に複数チームによる争奪戦の末に入学した選手は、ポジションは勝ち取るものではなく、ある程度準備しているものと思ってしまう例もあります。入ってみたら意外と上級生のレベルが高く、ベンチ入りメンバーを外れてしまい、親も含めて『話と違う』と不満分子化してしまう例が、過去にもありました。『入ったら横一線』ぐらいの覚悟で、奪い取るんだという意識で頑張って欲しいですよね」

 スーパー中学生にとって、入学した高校が存分に青春を燃やせる新天地となることを、願わずにはいられません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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