日替わりヒーロー誕生で連勝!Bリーグ・三河、西地区の首位へ
12月5日(土)・6日(日)、新型コロナウイルス防止対策を徹底しながら全国各地で行われたB1リーグ。シーホース三河は、滋賀レイクスターズと対戦し2連勝、西地区1位に浮上した。
GAME1では、シェーファー アヴィ幸樹が、キャリアハイとなる20得点をあげる活躍。GAME2では、エース・金丸晃輔が出場22分で今季最多の30得点と大爆発した。チーム力、チームバスケットを掲げる三河。好調の裏には対戦相手に的を絞らせない、ゲームごとに誕生するヒーローの存在は欠かせない。2020年は残り7試合、新たなヒーローの誕生と勝ち星を期待したい。
―試合結果―
2020年12月5日(土)
三河 96◯ ― ●81 滋賀
(三河通算成績12勝5敗)
1Q 三河 22–30 滋賀
シェーファー 11得点の爆発も、3Pシュート攻勢を浴びて8点のビハインド
スターティング5は、#1川村、#5コリンズワース、#14金丸、#32シェーファー、#54ガードナー。
#1川村の技ありワンハンドレイアップ、#14金丸の3Pシュートで先行するが、滋賀#5ハミルトンに3Pシュートを立て続けに決められて逆転を許す。
古巣初凱旋の#32シェーファーが#54ガードナーのアシストから連続得点を挙げて9-10と詰め寄るも、滋賀#4狩俣に3Pシュートを返上されて追う展開が続く。#32シェーファーが3Pシュート、ダンク、ゴール下の合わせと連続で決めて再び追い上げるが、滋賀の3Pシュートを止められず点差が埋まらない。#5ハミルトンの5本を筆頭に8本の3Pシュートを献上し、滋賀 30–22 三河とリードを許す。
2Q 三河 52–44 滋賀(三河 30–14 滋賀)
チームオフェンスを徹底し、3人が9得点を挙げて逆転
スタートは、#5コリンズワース、#8高橋、#11熊谷、#15根來、#21ウィティングトン。
#11熊谷のノールックパスを#21ウィティングトンが沈めて反撃開始。さらに#21ウィティングトンは#5コリンズワースのキックアウトから3Pシュート、#7長野との2メンゲームからフリースローで加点するなど、多彩な攻撃で的を絞らせない。
古巣対決となった#8高橋も攻守にエナジー全開。オフェンスファウルを誘発すると、積極的なアタックから#3柏木の3Pシュートを演出。開始4分に#54ガードナーの3Pシュートで33-35と逆転に成功する。
滋賀もすぐに追いつくが、#54ガードナーがミスマッチを生かしてパワーで押し込み連続得点、さらにポストアップから#14金丸の3Pシュートをアシストしてリードを奪うと、ディフェンスでも滋賀#5ハミルトンの攻撃を封じて一気に流れを傾ける。#21ウィティングトンのリバウンド、#14金丸のフックシュートで畳み掛け、最後は#14金丸が3Pシュートのブザービーターを射抜いて、滋賀 44–52 三河で前半を終えた。
3Q 三河 80–58 滋賀(三河 28–14 滋賀)
コリンズワース、ガードナーを起点に多彩な攻撃。川村 中外から13得点の量産
スタートは、#1川村、#5コリンズワース、#14金丸、#32シェーファー、#54ガードナー。序盤からアップテンポな打ち合いになる。#12ブラントのインサイドを強調する滋賀に対し、三河は#5コリンズワース、#54ガードナーを中心にボールを動かして確率良く得点を重ねていく。
残り4分半、#14金丸との絶妙なコンビプレーで#32シェーファーがゴール下を決めて、54-65とリードを二桁に伸ばすと、一気にギアを上げ、#1川村、#14金丸がドライブから次々と加点。
#1川村の3Pシュート、#54ガードナーのバスケットカウントで点差を19点に広げる。#15根來がタフなディフェンスで滋賀の攻撃の芽をつむと、それに応えるように#1川村がタフなバンクショット、オープン3Pシュートと連続で決めて22点差で最終Qを迎えた。
4Q 三河 96–81 滋賀(三河 16–23 滋賀)
シェーファー 20得点のキャリアハイ、5人が二桁のチームプレーで連勝
スタートは、#1川村、#3柏木、#7長野、#15根来、#21ウィティングトン。
立ち上がりに#3柏木のジャンプシュートで24点差に。その後も強度の高いディフェンスを継続し、#7長野の3Pシュート、#32シェーファーのゴール下、#21ウィティングトンのバスケットカウントでセーフティリードを保つ。
さらにシェーファーが3Pシュート、ドライブの連続得点で20得点のキャリアハイを記録。滋賀 81–96 三河の15点差でハイスコアリングゲームを制した。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
今シーズンの滋賀さんのゲームをたくさん観ましたけど、本当に素晴らしいチームだと思います。3ポイントも上手いですし、ディフェンスやルーズボールなど、基本的なところがしっかりしているので、非常に警戒していました。
(今日は)まず、我々のオフェンスがいつも通り上手くできたと言うこと。また、勝負どころでのディフェンスとリバウンドがしっかりできたことが勝因だと思っています。明日はこのようにはいかないと思うので、またしっかりマインドセットして、頑張りたいと思います。
シーホース三河 #32 シェーファーアヴィ幸樹 試合後コメント
―古巣相手にキャリアハイの20得点をマークー
序盤、滋賀さんに3ポイントを高確率で決められて、ちょっと崩れかけていたんですけど、なんとか食らついて2Qから自分たちのバスケットをディフェンスの強度を上げてやれたこと。それを4Q終わりまで維持できたことが勝利に繋がったと思います。