勝利への執念!残り28秒の3PシュートとFTで接戦制す。B1リーグ・地区2位同士の対戦は1勝1敗の痛み分け
3月21日(土)、22日(日)に行われた、千葉ジェッツとシーホース三河のゲームは、2戦ともに大接戦となった。
GAME1は、序盤から千葉にリードを許した三河は、3Q終了時点でも点差を詰めることができず、9点差をつけられ最終Qへ。高橋耕陽、川村卓也が猛追するも、あと一歩及ばず惜敗した。GAME2も序盤から追いかける苦しい展開となった三河だが、ダバンテ・ガードナーが37得点6リバウンド5アシスト3スティールと奮起。さらに、4Qは長野誠史が攻守にビックプレーを連発し、残り28秒に値千金となる3ポイントシュートでみごと逆転。最後はガードナーのフリースローで試合を決め、最終スコア87-85で勝利した。
―試合結果―
2021年3月20日(土)
千葉 〇 74–68 ●三河
(三河通算成績28勝16敗)
1Q 千葉 22–12 三河
プラン通りの立ち上がりも、終盤突き放され二桁ビハインド
スターティング5は、#5コリンズワース、#7長野、#14金丸、#32シェーファー、#54ガードナー。
#14金丸がマークを振り切ってフェイダウェイをねじ込み先制。今季2度目のスタメン起用となった#7長野が期待に応え、スピードを生かしたハードなディフェンスでミスを誘い、ファストブレイクに転じて#32シェーファーがダンクを叩き込む。#14金丸選手がドライブ、3Pシュートの連続得点で続き、ゲームプラン通りに試合を進める。
しかし残り4分に千葉#22サイズに連続得点を許し、#2富樫に走られて千葉を勢いづかせてしまう。#11熊谷がファストブレイクでやり返すが、千葉#12ショーターのバスケットカウントで二桁ビハインドを奪われる。
2Q 千葉 35–25 三河(千葉 13–13 三河)
ガードナー、川村が打開するが、点差変わらず後半へ
スタートは、#7長野、#8高橋、#14金丸、#21ウィティングトン、#54ガードナー。
千葉のディフェンスに苦戦してリズムが出ない中、#54ガードナーが力強いポストアップから柔らかいステップでディフェンスの間をすり抜けてレイアップ、ワンハンドでタフショットを沈めて連続得点。今季初のベンチスタートとなった#1川村がジャンプシュートで停滞ムードを打ち破り、良い流れでオフィシャルタイムアウトを迎える。
ディフェンスの強度を上げ、#54ガードナーのジャンプシュート、#1川村の3Pシュートで6点差に迫る。徐々にボールが回るようになるがシュートを決め切ることができず、千葉#1ダンカンの連続得点で点差を再び二桁に広げられる。
3Q 千葉 57–48 三河(千葉 22–23 三河)
スタートは、#5コリンズワース、#7長野、#14金丸、#32シェーファー、#54ガードナー。
#54ガードナーがパワープレーで連続得点、#7長野がスピードで切り裂いて逆襲に転じるが、千葉も#1ダンカンの3Pシュート、#2富樫のドライブで譲らない。
#8高橋が果敢にアタックし、#7長野が激しいディフェンスで#2富樫にタフショットを打たせ、そこからファストブレイクに持ち込んで流れを変えようとするも、その度に千葉に返上され、10点差前後で試合が進む。
その後も#54ガードナーのパワーアタック、#32シェーファーのリバウンドで一桁差に追い上げるが、千葉に連続3Pシュートを浴びて突き放される。残り30秒に#8高橋が3Pシュートを決め、わずかに点差を縮めて最終Qへ突入した。
4Q 千葉 74–68 三河(千葉 17–20 三河)
高橋、川村が猛追も、あと一歩及ばず惜敗
スタートは、#1川村、#7長野、#8高橋、#21ウィティングトン、#54ガードナー。
立ち上がりに千葉#1ダンカン、#12ショーターに得点され13点差を追う展開となるが、慌てることなく、#1川村のアシストで#21ウィティングトンのダンクを決めて反撃の狼煙を上げると、好調の#8高橋が3Pシュート、アタックから#21ウィティングトンのゴール下をお膳立てして6点差に迫る。
千葉も簡単には主導権を渡さず、点差を広げにかかるが、#8高橋のドライブ、#54ガードナーの連続得点で攻め立てて4点差に詰め寄る。
残り3分半にファストブレイクから#1川村が3Pシュートを突き刺すも、千葉#2富樫に立て続けに3Pシュートを決められてしまう。それでも残り2分、クラッチシューター#1川村が3Pシュートを射抜いて再度4点差まで追い上げたが、逆転するには至らず。68–74でGame1を落とした。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
2Q以降は自分たちのディフェンスができましたが、最初の入り方が悪かったです。パスを狙いすぎてターンオーバーが多いゲームでした。
千葉さんは本当に素晴らしいチームなので、我々はチャレンジャーです。そういった意味では終わり方、最後接戦に持ち込めたこと。ゲームの終わり方が良かったことは明日に繋がるかなと思います。