チームディフェンスで琉球を封じ込めた三河が勝利。B1リーグ・ホーム開幕戦は1勝1敗
10月9日(土)・10日(日)に行われたB1リーグ第2節、シーホース三河は、4年連続西地区優勝の琉球ゴールデンキングスと対戦した。
GAME1、3Qまで拮抗した試合展開となったが、4Qの主導権を握られた三河は78-90で琉球に敗れた。
GAME2も両チーム一歩も譲らず、三河3点リードで3Qを終了。勝負の最終Q、三河がチームプレーで琉球をわずか8得点に抑え込むと、ガードナー、長野、西田、シェーファーが得点を重ねて琉球を一気に突き放し、みごと勝利を手にした。17得点をあげるなど攻守ともに光るプレーを見せたのは、新加入のジェロード・ユトフ。今後どのようなプレーを見せてくれるのか、活躍を期待したい。
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―試合結果―
2021年10月9 日(土)
三河 ● 78–90 〇 琉球
(三河通算成績1勝2敗)
1Q 三河 21–24 琉球
長野が流れを引き寄せ、3点差まで追い上げる
スターティング5は、#5コリンズワース、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
お互いにディフェンスの意識が高く、静かな立ち上がりとなる。#5コリンズワースのドライブで先制。続いて新加入の#18角野もバックショットでアリーナを沸かせる。
琉球のハードなディフェンスに苦しみ、攻撃のリズムを掴めない中、琉球に3連続で3Pシュートを決められ4-11とリードを許すが、#7長野が#32シェーファーのスクリーンを使ってインサイドに鋭く切り込んで得点。このプレーで流れを変えると、さらにドライブ、3Pシュートを立て続けに沈めて連続7得点をマーク。ブザーと同時に#32シェーファーが3Pシュートを突き刺し、3点差に追い上げた。
2Q 三河 36–42 琉球(三河 15–18 琉球)
西田 前半12点と好調。6点ビハインドで後半へ
スタートは、#5コリンズワース、#7長野、#14ユトフ、#19西田、#32シェーファー。
#19西田の3Pシュート、バスケットカウントの連続得点で逆転。#7長野のプレッシャーディフェンスや#14ユトフのブロックショットなど粘り強いディフェンスを遂行し、#19西田のファストブレイク、#14ユトフの3Pシュートで先行する。
32-30とリードして迎えたオフィシャルタイムアウト明け、#4フリッピンの3Pシュートを皮切りに琉球に12-0と走られ、二桁リードを奪われるが、#14ユトフが3P、ターンシュートの連続得点、#18角野のセカンドチャンスで盛り返し、6点のビハインドで前半を終える。
3Q 三河 58–61 琉球(三河 22–19 琉球)
ガードナーがパワーで押し込み12得点 僅差のまま最終Qへ
スタートは、#5コリンズワース、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
#54ガードナーのポストアップ、スローインに西田が合わせて得点。素早いボールムーブから最後は#5コリンズワースの3Pシュートを射抜き、1点差に迫る。
激しいディフェンスの代償としてファウルがかさみ、開始4分にチームファウルが5つに達すると、徐々に流れが琉球に傾くが、#54ガードナーがパワーで押し込んでつなぐと、#18角野がジャンプシュート、ファストブレイクの連続得点。残り30秒に#54ガードナーのパワーアタックで58-59と再び1点差まで詰め寄る。
4Q 三河 78–90 琉球(三河 20–29 琉球)
ユトフが10得点も突き放され、ホーム初陣は黒星
スタートは、#5コリンズワース、#7長野、#14ユトフ、#18角野、#32シェーファー。
#14ユトフの3Pシュートで反撃に転じたかったが、その後はシュートを決め切ることができず、約2分半無得点に封じられてしまう。琉球#7ダーラム、#45クーリーを止められず、開始5分に63-76と13点のビハインドを背負う。
#19西田、#18角野のドライブ、#14ユトフのバスケットカウントで食らいつくも、追いつくことができず78–90で敗戦。ホームでの初陣を黒星スタートとなった。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
リバウンドに関しては粘ってみんな頑張ったが、イージーなターンオーバーが多く24点とやられてしまった。もっと自分のレンジで、思い切ってシュートを打つということが大事だと思います。
良くなかった部分を修正して明日に挑みたいです。
琉球ゴールデンキングス 桶谷大ヘッドコーチ 試合後コメント
シーホース三河さんは能力が高くて、常にオフェンスのいいチームをつくってこられるので、自分たちがどれぐらい三河さんのリズムを崩すことができるかというのがテーマでした。
第1Qの最初、ファーストパンチを決められたかなと思っています。ただQの終わり方などはうまくいかなくて、引きずりながらの第2Qは流れが良くなかったと思いました。
それでも三河さん相手に前半を36点で抑えられたということ、僕たちもよくなかったけれど、三河さんのリズムではなかったのかなと思います。
第3Q、三河さんが調子を上げてきて苦しい時間帯があったんですけれど、#7ダーラム選手が入ってインサイドでイニシアチブをとれるようになって、そこでしっかりアタックできました。
こういう展開もシーズンの序盤では、ありえるのかなと想定はしていて。「アグリー」ゲームの中、アドバンテージをしっかり見つけながら、みんなが共通理解することができたので、後半、戦えたのかなと思います。
終盤にいいバスケットができるようになっているのが、3連勝につながっているのかなと思います。