B1リーグ・シーホース三河、今季初のナイトゲームで渋谷に大敗
2Q 三河 36–41 SR渋谷 (三河 15–22 SR渋谷)
リードチェンジ9度の熾烈なシーソーゲームに
スタートは、#1中村、#10レイマン、#27石井、#43イ、#54ガードナー。
立ち上がりにSR渋谷#9ベンドラメのバスケットカウントで逆転を許す。#54ガードナーを起点に#27石井がタイミング良くカットインして対抗するが、SR渋谷#9ベンドラメに3Pシュートを決められ、早々にタイムアウトを取る。
#10レイマンがタイトなディフェンスでSR渋谷のミスを誘い、#27石井の3Pシュートで逆転。さらにリバウンドからの速いトランジションで#1中村が3Pシュートを射抜く。
SR渋谷#8ホーキンソンがバスケットカウントなどで連続7得点を挙げれば、#19西田がフリースロー、3Pシュートの連続得点で34-32とリードを奪い返し、日本代表の2人が激しく火花を散らす。
オフィシャルタイムアウト明け、SR渋谷#8ホーキンソンのフリースローで追いつかれるが、残り3分に#10レイマンのドライブで前に出る。しかしその後はシュートがリングに嫌われて得点が止まり、SR渋谷#5クレモンズ、#9ベンドラメに得点を重ねられて5点のビハインドで前半を終える。
3Q 三河 53–70 SR渋谷 (三河 17–29 SR渋谷)
オーガストが奮闘も、渋谷の流れを変えられず17点のビハインド
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#19西田、#43イ。
#43イが果敢にドライブで仕掛けてフリースローで先制。#0オーガストがインサイドを攻めて1点差に追い上げ、さらに続くオフェンスでもSR渋谷#8ホーキンソンとの1on1を制して、42-41と逆転に成功する。
その後は、タイムアウトで修正したSR渋谷に6-0のランで5点差をつけられる。#0オーガストがアタックでフリースローを獲得して踏みとどまるが、ミスから立て続けに失点して43-53とリードを二桁に広げられる。
#0オーガストの3Pシュートで反撃するが、すぐにSR渋谷#5クレモンズに3Pシュートを決め返され、ターンオーバーからSR渋谷#9ベンドラメにバスケットカウントを与えてしまう。
#54ガードナーのバスケットカウントで打開するも、流れがきそうな場面でミスが出て流れを取り切ることができない。終了間際にもSR渋谷#13田中に3Pシュートを決められ、17点のビハインドで最終Qを迎える。
4Q 三河 62–86 SR渋谷 (三河 9–16 SR渋谷)
最後までリズムを変えることができず、24点差で敗戦
スタートは、#1中村、#10レイマン、#27石井、#43イ、#54ガードナー。
SR渋谷#4ギブスのリバウンドで先行されるが、エース#19西田がアグレッシブにリングアタックして食らいつく。その後は得点のペースが上がらず、開始4分半にSR渋谷#16チェンバースのジャンプシュートで55-76と21点のリードを築かれる。
3Pシュートで追い上げを試みるが、ことごとくシュートがリングに嫌われて点差を詰めることができない。#10レイマンがワンマン速攻、3Pシュートの連続得点で意地を見せるも、劣勢を覆すには至らず、24点差で敗れた。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
-今日の試合を振り返って
非常に悔しい試合でした。自分たちが普段できていることが全くできず、インテンシティも低い、集中力にも欠けてディフェンスのプレッシャーも全然ない。こういった試合はもう二度とやってはいけない試合だと思います。
ただこの試合から学ぶべきことはあって、この経験からもう二度とこのような試合をしないためにも試合に対するアプローチなども一から学び直してしっかりとやっていかなければいけないと感じています。
やはり渋谷さんも2勝9敗と成績としては苦しんでいる状態で今日の試合を迎えたことになりますが、非常に素晴らしいコーチがいて、選手がいるチームですので、彼らがハードにプレーすればこのような結果になるということは明らかだと思います。細かいことはこれから映像を見て、こういった試合を二度としないために次に繋げていかなければいけないなと思います。
-このような試合になった要因を具体的に挙げるとすればどのようなところにあるのか。
選手が欠けていたことは要因の一つではあると思いますがそこを言い訳にしたくありません。タフさが欠けていた部分と自分たちが普段できていることができなかったことがあると思います。また、誰かが欠けているのであれば出場時間の短い選手がステップアップするチャンスだと思っていますので、そこを目指していかなければいかないと思います。
まずは、バイウィークに入るまでの残り2試合を勝つために集中していかなければいけませんし、試合を見返して自分たちのミスしていた部分をどのように修正していくかというところを考えて次のFE名古屋戦を迎えたいと思います。
-前半に主導権を握れるチャンスがあった中、後半はどのように迎えたのか。
ハーフタイムにいくつか修正点を伝えて、後半の開始2分はそれを遂行できていたのですがそこでSR渋谷さんがタイムアウトをとって、引き締め直したあたりから流れを持っていかれてしまったと思っています。
一人一人がどのように後半にやっていくのかという部分は先週の千葉J戦のGAME1ではしっかりとできていた部分もあった思っていますし、そういう状況でどのように挑み続けていくのかというところをこういった試合から学んでいく、日々「カイゼン」という言葉を使って選手たちに伝えていて、自分自身、そしてスタッフ全員が学んで、みんなが「カイゼン」に向かっていかなければいけないと思っています。
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