B1リーグ・シーホース三河、バイウィーク明けの大事な初戦で昨季の王者・琉球ゴールデンキングスとの対戦は1勝1敗の痛み分けに終わる

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3Q 三河 50–44 琉球 (三河 22–10 琉球)

強度の高いディフェンスから立て直し、逆転に成功する

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。

最初の琉球の攻撃で24秒バイオレーションを誘発するなど約4分半にわたって琉球に得点を与えず、#11久保田のレイアップで先制。#54ガードナー、#11久保田の連続3Pシュートで36-34と一気に逆転する。

たまらず琉球はタイムアウトを取った琉球に同点にされ、その後は激しい主導権争いが続くが、#11久保田の強気のペイントアタックを軸にオフェンスを展開。#11久保田のキックアウトから#43イが3Pシュートを沈め、さらに#11久保田が自らドライブでこじ開けてリードを6点に広げる。#43イの1on1、#54ガードナーのバスケットカウントなどで得点を重ね、6点のリードを保って4Qに向かった。





4Q 三河 72–72 琉球 (三河 22–28 琉球)

最大17点差を作るも、王者の猛追を受けてOTに突入

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井。

琉球#45クーリーに先制を許して4点差となるが、#7長野のレイアップ、#10レイマンの正確なフリースロー、#18角野と#0オーガストの連携で点差を9点まで広げる。

琉球のタイムアウト後も三河の勢いは止まらず、#27石井の連続3Pシュートで13点差に。さらに#0オーガストがオフェンスリバウンドを獲得し、#7長野を経由し#0オーガストが3Pシュートを射抜く。

琉球は再びタイムアウトを取るも、開始5分に#0オーガストが再び3Pシュートを決めて17点のリードを奪う。

しかし、オフィシャルタイムアウト後は流れが一変。琉球に9-0のランを許して、3分を残して8点差に詰め寄られる。

#19西田のドライブで踏みとどまるが、その後も琉球の猛追は続き、残り22秒に琉球#30今村に3Pシュートを決められ、72-72の同点に追いつかれる。それでも決死のディフェンスで堪えて逆転を許さず、白熱の試合はオーバータイムに突入した。

OT 三河 82-84 琉球 (三河10―12琉球)

エース・西田のビックプレーも及ばず。2点差で惜敗

スタートは#0オーガスト、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。

琉球のハードなディフェンスに攻撃のリズムが生まれず、琉球#30今村の連続得点、#45クーリーのボーナススローで先手を取られる。

#0オーガストのフリースロー、#19西田のレイアップで点差を3点に縮め、残り51秒、#0オーガストの得点で1点差に迫る。

琉球に再び3点差まで引き離され、タイムアウトを取る。リッチマンHCが授けたデザインプレーでエース#19西田が3Pシュートを打ち抜き、土壇場で試合を振り出しに戻すと、アリーナは大歓声に包まれる。

しかし、残り3秒に琉球#30今村のジャンプシュートが決まり万事休す。昨季王者に連勝まであと1歩に迫ったが、82-84で琉球に惜敗した。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

非常にタフな試合だったと思います。良いシーンも非常に多くありましたが、前半、自分たちのバスケットができなかったところが、自分たちを苦しめてしまいました。

ただ、選手たちは苦しい状況から立ち直って、自分たちのバスケットを取り戻してくれました。そういった選手たちを非常に誇りに思います。特にベンチから出ていった選手たちが、逆境を盛り返してくれたと思います。オーバータイムも、残り2分6点差で負けている状況から、我慢強く戦ってくれたと思います。

琉球さんというチームが、自分たちと同じようにどんなに苦しい状況でも、諦めることなく戦い切ることができるチームで、ディフェンディングチャンピオンのDNAを持っているチームだと改めて感じました。それが結果に繋がったと思います。

自分たちも、学び成長していかなければなりません。悔しく、苦しい思いでいっぱいですが、この悔しさや苦しみが必ず自分たちの糧になると思っています。ここから学んで、この1敗があったからこそ成長できたと言えるようにしたいと思っています。

そのために自分たちのミスを修正して繋げて行きたいです。昨日もまだまだ成長過程のチームだと申し上げましたが、この1試合からも学んで、自分たちの目指すものを作り上げていなかければならないことを実感しました。

-昨日と違い、前半ビハインド、後半から巻き返すという展開でしたが、ハーフタイムにどういった指示を出しましたか?
三河のアイデンティティ、自分たちのバスケットができていないということを伝えました。オフェンスでいえば、ボールをシェアしてみんなでボールを触りながら、良いシュートを見つけていく。ディフェンスでいえば、全員が一体感をもってフィジカルに戦って、アグレッシブなディフェンスをする。それが自分たちである。そこをしっかり伝えました。

選手たちも分かっていましたし、しっかりアジャストしてくれたと思います。何より、4Q残り5分で17点リードという点差まで盛り返したことがその結果だと思います。

最後の5分で勝ちきれなかったということは、学ばなければならない点で非常に悔やまれる点です。本当に悔しいですが、この悔しさが糧になると思いますし、しなければならないと思います。ただ、自分たちの進んでいる先を信じることもできたと思いますし、成長していく過程には、ずっと良い時ばかりではなく悪い時もあるので、この悔しさ、苦しみから逃げずに見つめ直して学んでいきたいと思います。

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