B1リーグ・シーホース三河、ホームにて宇都宮ブレックス相手に2戦連続で悔しい逆転負け
シーホース三河は3月30日(土)、31日(日)、ホームのウィングアリーナ刈谷で東地区首位を走る宇都宮ブレックスと2連戦を行った。
Game1、宇都宮の高確率な3Pシュートを前に二桁リードを作られるが、ディフェンスからリズムを変え3Qに逆転。しかし、同点で迎えた4Qに要所でのターンオーバーから宇都宮に主導権を握られ、10点差で惜敗した。
リベンジを期したGame2、立ち上がりにいきなり14点のビハインドを背負う。ディフェンスから立て直して3Qに逆転。一時は10点のリードを作るも、宇都宮の反撃を止められず、2戦連続で悔しい逆転負けを喫した。
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―試合結果―
2024年3月30日(土)
三河 ● 78 – 88 〇 宇都宮
(三河通算成績 29勝18敗)
1Q 三河 19–24 宇都宮
強度の高いディフェンスでリードするも宇都宮に3Pシュートを沈められ5点ビハインドを背負う
スターティング5は、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#43イ。
序盤から両チームのファン・ブースターの熱狂で包まれる中、#43イの果敢なドライブで先制すると、ファストブレイクから#0オーガストのダンクが炸裂し幸先の良いスタートを切る。
宇都宮#9遠藤の3Pシュートの反撃に対して、素早いトランジションから#0オーガストが再びダンクを返上し6-3と先行する。
宇都宮#34ジェレット、#33エドワーズを中心にインサイドで得点され逆転を許すも、残り2分に#7長野と#54ガードナーのコンビプレーで18-18と同点に追いつく。
しかし終盤、宇都宮#13渡邉、#33エドワーズに3Pシュートを決められ、19-24と5点ビハインドで1Qを終える。
2Q 三河 34–49 宇都宮 (三河 15–25 宇都宮)
宇都宮にリバウンドからチャンスを与えリードを15点に拡大される
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井。
宇都宮#13渡邉に立て続けに3Pシュートを決められ、19-30と二桁リードを作られる。
三河のタイムアウト明け、#27石井が3Pシュートを射抜き22-30と8点差に戻すも宇都宮#34ジェレットのゴール下、#13渡邉の3Pシュートで再び突き放される。
開始3分、#54ガードナーの3Pシュートで喰らいつくと、#10レイマンがゴール下へのカットインからバスケットカウントを獲得する。さらには#19西田(優)のキックアウトパスから#11久保田が冷静に3Pシュートを射抜き31-37と2ポゼッション差まで詰め寄る。
オフィシャルタイムアウト明け、#10レイマンが3Pシュートを決め34-37と3点差に迫るが、その後は宇都宮の強固なディフェンスを前に得点できない時間が続く。宇都宮#6比江島、#34ジェレットを中心とした得点でリードを拡大され、34-48でハーフタイムを迎える。
3Q 三河 61–61 宇都宮 (三河 27–12 宇都宮)
オーガスト、レイマン、久保田を中心に得点を重ね同点に追いつく
スタートは、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#43イ。
#10レイマンの強烈なダンクから先制すると、#11久保田、#0オーガストを中心に得点を重ね、序盤から主導権を握る。宇都宮のタイムアウト明けも流れを渡さず、#0オーガストのダンク、#10レイマンの3Pシュートで49-50とついに1点差に迫る。
宇都宮も#18鵤、#25ニュービルの3Pシュートで反撃し両者のプライドが激しくぶつかり合う展開に。その後も両者得点を重ね合う中、三河のタイムアウト明け、#7長野の3Pシュート、#10レイマンのフリースローで59-58と逆転に成功する。
残り1分に#10レイマンのフリースローでリードを広げるも、ラストワンプレーで宇都宮#13渡邉に3Pシュートを決められ61-61の同点で最終Qを迎える。
4Q 三河 78–88 宇都宮 (三河 17–27 宇都宮)
オーガストを中心に反撃を図るも猛追及ばず10点差で惜敗
スタートは、#7長野、#10レイマン、#27石井、#32シェーファー、#54ガードナー。
宇都宮#34ジェレット、#13渡邉の3Pシュートで61-67と逆転を許す。#7長野、#32シェーファーのコンビプレーで喰らいつくが、宇都宮#25ニュービルを中心に得点を重ねられ、63-78と突き放される。
三河はタイムアウトで修正を試みるも要所でターンオーバーが響き、宇都宮を捉えられない。オフィシャルタイムアウト明けに#0オーガストが連続でバスケットカウントをもぎ取り、69-78と点差を一桁差にまで戻す。
その後も#0オーガストを中心に得点を重ね最後までファイトする。しかし反撃及ばず、宇都宮に要所で得点され78-88で惜敗した。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
今日の試合については、ハードに戦うことはできたと思います。
ただミスが多すぎました。取るべきリバウンドが取れない、必要のないターンオーバーをしてしまった。そういうところが勝敗に影響したと思います。
特に宇都宮さんのような素晴らしい選手・コーチがいるチームに対しては、40分ミスのないようにやり切ることが必要です。細かい点は映像を見て選手に伝え、明日はないように準備したいと思います。
-3Q、逆転するシーンがありました。オフェンスの良い時と悪い時の違いを教えてください。
まずはターンオーバーの部分だと思います。スペーシングがぐちゃぐちゃになってしまったり、しっかりとしたコールで共通認識を持つことなくオフェンスを始めてしまった時にターンオーバーが発生してしまいオフェンスが停滞してしまう。逆にしっかりとしたスペーシングで、コールを共通認識をもって遂行できている時は、自分たちのオフェンスができていたと思います。
3Qではトランジションからのスコアがあったことが大きかったです。トランジションで走るためには相手を止めてディフェンスリバウンドを取る、もしくはスティールをしてからでなければ走れないので、そこはすべてが繋がっています。
しっかり止めて走る、そこがダメだった時にしっかりスペーシングを作って行動する。それができているときは良い時間で、できなかった時間帯が苦しい場面でした。これは相手どうこうでなく自分たちの問題なので、しっかり修正して明日を迎えたいと思います。