B1リーグ・シーホース三河、敵地でサンロッカーズ渋谷と白熱の戦い、中地区2位の座を守り抜く
3Q SR渋谷 55–52 三河 (SR渋谷 14–20 三河)
ディフェンスからリズムを変えワンポゼッション差に迫る
スタートは、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#43イ。
SR渋谷#8ホーキンソンの得点で43-32と11点差を作られるが、開始2分半に#43イのキックアウトから#19西田(優)が3Pシュートを射抜き、43-35と一桁差に戻す。ディフェンスでは#11久保田が狙い澄ましたスティールでSR渋谷のオフェンスを停滞させる。
開始4分、#19西田(優)が#10レイマンのダンクをお膳立てしチームを勢い付ける。さらには#54ガードナー、#43イが立て続けに3Pシュートを沈め、46-43と再びワンポゼッション差に詰め寄る。
拮抗した展開が続く中、#0オーガストのゴール下、#54ガードナーのフリースローでついに逆転する。しかし終盤、SR渋谷ベンドラメに連続して3Pシュートを決められ再び逆転を許す。ラストワンプレーで#7長野とのコンビプレーから#32シェーファーが得点し55-52で4Qに突入する。
4Q SR渋谷 67–81 三河 (SR渋谷 12–29 三河)
セカンドユニットで主導権を握り逆転に成功
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
#18角野、#54ガードナーが連続で3Pシュートを決め59-60と再び逆転する。SR渋谷のタイムアウト明け、SR渋谷#5クレモンズに3Pシュートを決められるが、#18角野が3Pシュートを返上し、激しいリードチェンジを繰り返す。
その後は両者得点できない時間が続く中、残り4分半に#54ガードナーがゴール下へのアタックからフリースローを獲得し、62-66とリードを広げる。さらには#7長野のパスを起点に#54ガードナーが3Pシュート、#0オーガストがゴール下で得点し62-71と一気に突き放す。
SR渋谷のタイムアウト明けには#7長野のハードなディフェンスから素早いトランジションを展開し、そのまま#0オーガストがバスケットカウントをもぎ取り主導権を渡さない。
SR渋谷#5クレモンズ、#34ケリーの得点で67-75と8点差に迫られるが、#54ガードナーがミスマッチを活かしたアタックでリードを死守する。終盤まで強度の高いディフェンスでSR渋谷のオフェンスを停滞させ、67-81でGame2をものにした。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
昨日23点リードから逆転負けをしたということで、今日を迎えることは非常にタフでした。ただ、選手・スタッフ全員が昨日の負けに向き合って、今日、しっかりと負けを取り返してくれました。
常々自分たちは1%その日よりも向上しようという、改善という言葉をずっと口にしているのですが、まさに昨日から改善できた、それを証明できた試合だったと思いますし、やり遂げたチームを誇りに思います。
-GAEM1、GAME2での改善を具体的に言うと
特にディフェンスのところを改善しました。SR渋谷さんはタレントが揃っていてシュートを決め切れる選手が多い中で、1Q含めて前半はやられてしまったんですけど、そこで集中力が切れることなく、自分たちのディフェンスをやり続けて、プレッシャーを与えて相手のシュートを落とさせるということ。
それによって相手のシュートが少しずつ落ちてきて、自分たちの流れに持っていくことができたと思います。
オフェンスのところで言えば、ビッグラインナップですね。#32 シェーファー選手を含めたラインナップというのは、彼が怪我から復帰して時間も少なかったので、どうしても練習時間が十分とは言えない中で、試合の中でそれぞれの呼吸というのを揃えて、誰がどこの位置に入って、どうやってプレーすればいいかというチームケミストリーを高めあってくれたと思います。
#0 オーガスト選手、#32 シェーファー選手は非常に上手くやってくれたと思いますし、パフォーマンスには本当に感謝しています。
-流れが変わったポイントは?
強いてひとつ挙げるとすれば、3Qの早い段階だった思うのですが、#43 イデソン選手が#19 西田(優)選手にパスをして、コーナーで3Pシュートを決めたシーンです。
おそらく11点負けている状況から8点差、一桁に縮まったシーンだと記憶しているのですが、そこがひとつの変わり目だったと思います。
そこから#0 オーガスト選手のディフェンスにも火が点いてくれて、そして#18 角野選手、#7 長野選手、#32 シェーファー選手、普段スタートで出ていないような選手がディフェンスで貢献してくれて、試合の流れを変えてくれたと思ってます。
-今日の試合の重みはどう感じでいますか
まだ自分たちは何も成し遂げていませんので、自分たちはこれからも1%の改善をやり続けなければいけません。まだCS出場へのチャンスが7試合残っていますし、戦い続けなければいけないと思います。
非常に大きな一勝ではありましたけど、あくまで60分の1でこれからも改善を続ける。今日はそれができた、そういう意味のある試合でした。
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