B1リーグ・シーホース三河、京都とのアウェー2戦を総力戦で乗り越え、連敗を2で止める
シーホース三河は12月14日(土)、12月15日(日)、敵地のかたおかアリーナ京都で京都ハンナリーズとの対決を行った。
戦力を欠く中で迎えた京都ハンナリーズとのGame1、京都の高確率な3Pシュートの前に序盤からダブルスコアを許す苦しい展開に。ガードナーを中心に逆転を試みるが、終始京都の3Pシュートを止められず、手痛い連敗となった。
迎えたGame2。西田(優)が復帰したものの、2選手が欠場する中、オーガストの19得点12リバウンド7アシストを筆頭に、古巣対決の久保田が18得点5アシスト、ガードナーも15得点10リバウンドと5人が二桁得点。総力戦で苦境を乗り越え、連敗を2で止めた。
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―試合結果―
2024年12月14日(土)
京都 〇 91 – 70 ● 三河
(三河通算成績 13勝7敗)
1Q 京都 24–12 三河
シュートタッチに苦しみダブルスコアを築かれる
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#18角野、#54ガードナー。
両者立ち上がりに苦しむ中、京都#77岡田の3Pシュートで先手を取られるが、すかさず#13須田が3Pシュートをお返しする。
#77岡田を軸にオフェンスを組み立てる京都に対して、#11久保田と#54ガードナーの2メンゲームで対抗。
しかし、京都#32カロイアロの連続得点で15-6と先行される展開に。三河のタイムアウト明け、#11久保田がディフェンスの間を果敢に切り裂き得点を挙げる。
その後もチーム全員でシュートチャンスを作り出すが、シュートタッチに苦しみ点差を縮められない。
京都の確率の高いアウトサイドシュートの前に徐々に点差が開く中、#7長野、#0オーガストのホットラインで持ち堪える。
残り1分半には、#7長野が強気のペイントアタックを仕掛けるが京都の猛攻を止められず、24-12で1Qを終える。
2Q 京都 46–34 三河 (京都 22–22 三河)
アーリーオフェンスを展開し、徐々に流れを手繰り寄せる
スタートは、#7長野、#16西田(公)、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
京都にインサイドアタックから加点され、31-12とリードを拡大される。#16西田(公)が鋭いドライブで打開を図るが、京都#77岡田の個人技から失点し苦しい時間帯が続く。
#54ガードナーがインサイドアタックからフリースローからもぎ取ると、残り5分には#11久保田とのコンビプレーから#54ガードナーが得点を伸ばし徐々に点差を縮めていく。
オフィシャルタイムアウト明け、京都#35ヒースに3Pシュートを射抜かれるが、#13須田が3Pシュートをすかさず返上。#18角野も#54ガードナーのスクリーンを巧みに使い3Pシュートを突き刺す。
さらにはアグレッシブなディフェンスから速攻に転じると、#11久保田がレイアップを決め三河のアイデンティティーを発揮し反撃を図る。
残り1分には、#54ガードナーのタッチダウンパスから#0オーガストがファストブレイクを成功させ良い流れでハーフタイムを迎える。
3Q 京都 73–52 三河 (京都 27–18 三河)
高確率な京都の3Pシュートを止められず突き放される
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#18角野、#54ガードナー。
#54ガードナーがタフショットから先制すると、#13須田も冷静にジャンプシュートを沈め幸先の良い出だしを切る。開始1分半には、#54ガードナーがリバウンドでファイトし48-40と一桁差に押し返す。
華麗なボールムーブから#18角野もフィニッシュを決め切るが、その後はターンオーバーが続き京都を捉えきれない。#11久保田が展開するアーリーオフェンスから#0オーガストがリバウンドをねじ込むと、#54ガードナーも鮮やかなユーロステップを披露する。
しかし、京都#51古川の連続3Pシュートを止められず一気に突き放される。残り2分に#7長野が強気のドライブで応戦するが、京都#51古川、#32カロイアロの得点を許し、73-52と大量リードを奪われ4Qに突入する。
4Q 京都 91–70 三河 (京都 18–18 三河)
3Pシュートを中心に反撃を試みるが逆転には至らず
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#13須田、#16西田(公)、#18角野。
インサイドを強調する京都に対して、#7長野の3Pシュートで食い下がる。開始2分半、#0オーガストがセカンドチャンスを得点に繋げると、3Pシュートも射抜きチームを鼓舞する。
その後もアウトサイドシュートを中心に反撃を試みるが、京都のハードなディフェンスの前に約2分半スコアが停滞。
残り3分半、#11久保田がドライブからフリースローを獲得すると、古巣京都の大ブーイングを浴びながらも冷静に2本とも沈める。
京都#13前田のドライブを許すが、#18角野が個人技から3Pシュートを決め喰らいつく。#0オーガストの速攻、#27石井の3Pシュートなど、試合終了まで全員が果敢にリングにアタックするが逆転には及ばず、最終スコア91-70で悔しい敗戦となった。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
選手たちはハードにプレーしてくれたと思います。見たようにいいスタートを切ることはできませんでした。
一度大きく開いた点差を戻してくれた時間帯もありましたし、言い訳をするつもりはないのですが、彼らは頑張ってくれたので本当に誇りに思っています。明日、しっかりと戦うことでこの戦いを1勝1敗にしたいと思います。