B1リーグ・シーホース三河、敵地でサンロッカーズ渋谷と白熱の戦い、1勝1敗の痛み分けに終わる
シーホース三河は1月11日(土)、1月12日(日)、敵地の青山学院記念館でサンロッカーズ渋谷との対決を行った。
中地区4位のサンロッカーズ渋谷との今季2戦目となるGame1。SR渋谷に高確率に3Pシュートを沈められて追う展開が続く。最大17点差から6点差まで猛追したが、逆転することができず、SR渋谷に手痛い連敗を喫した。
迎えたGame2。前日よりもさらにアグレッシブなディフェンスを遂行し、三河ペースでゲームを進める。オーバータイムに持ち込まれるも、そこからさらにディフェンスのギアを上げて5分間を3-14と圧倒。激戦を制し、Game1のリベンジを果たした。
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―試合結果―
2025年1月11日(土)
SR渋谷 〇 83 – 74 ● 三河
(三河通算成績 20勝9敗)
1Q SR渋谷 21–14 三河
SR渋谷のディフェンスに手を焼くも、角野が反撃ムードを作る
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#54ガードナーと#11久保田のコンビプレーで先制点を挙げる。SR渋谷は序盤から積極的に3Pシュートを狙い、#9ベンドラメの3Pシュートで対抗する。
三河が#54ガードナーを起点に#13須田、#11久保田のカットインで得点を重ねれば、SR渋谷はピックプレーから#8ホーキンソンの3Pシュート、#22 トラビスのバスケットカウントで加点と、両チームの持ち味が発揮された立ち上がりとなる。
両チームともにディフェンスの強度が高く、その後は約2分間スコアが動かない。SR渋谷#4マーフィージュニアの3Pシュートなどで得点され、残り4分にターンオーバーからファストブレイクを浴びて、16-6と二桁ビハインドを作られる。タイムアウトで修正を図るが、SR渋谷のタイトなディフェンスに手を焼いて得点できず、点差を広げられてしまう。
残り2分半、#18角野がミドルシュートで停滞感を打ち破ると、スティールから#10レイマンがドライブで加点して弾みをつける。さらにチェンジングディフェンスでSR渋谷にプレッシャーをかけ、#18角野のカットイン、ファストブレイクの連続得点で7点差に追い上げる。
2Q SR渋谷 41–32 三河 (SR渋谷 20–18 三河)
レイマンを中心に追撃するが、点差を9点に広げられる
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
#0オーガストがディフェンスに囲まれながらインサイドをこじ開けて5点差に。SR渋谷に突き放されるが、#27石井が2メンゲームからのノールックパスで#54ガードナーのバスケットカウントをお膳立て。さらに#7長野も鋭いノールックパスで#0オーガストのダンクをアシストして、流れを引き寄せる。
しかしSR渋谷のタイムアウト後、#9ベンドラメにタフショットを沈められ、#4マーフィージュニアの3Pシュートで再び点差を二桁に広げられてしまう。
オフィシャルタイムアウト明け、SR渋谷#13田中にミドルシュートを決められれば、#10レイマンが3Pシュートで返上。SR渋谷#13田中がスティールからのファストブレイクで反撃すれば、#10レイマンがSR渋谷#13田中との1on1を制してレイアップをねじ込むと、#10レイマンと#13田中が熾烈な主導権争いを繰り広げる。
残り1分半に#11久保田のドライブで5点差に迫るが、SR渋谷に決め返され、9点ビハインドで前半を終える。
3Q SR渋谷 56–47 三河 (SR渋谷 15–15 三河)
西田(優)が力強いインサイドアタックを見せるが、9点差変わらず最終Qへ
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
3Pシュートのタッチに苦しみ、約3分間得点を奪うことができない。SR渋谷にアウトサイドから得点され、46-32とリードを広げられる。
ファストブレイクから#0オーガスト、#11久保田が立て続けに得点。#19西田(優)がSR渋谷#5クレモンズにマークされながらもユーロステップで抜き去るなど強気の姿勢を見せるが、#5クレモンズに3Pシュートで逆襲され、終盤まで一桁二桁点差を行き来する一進一退の展開が続く。
#10レイマンの3Pシュート、#0オーガストのアタックで7点差に詰めるが、SR#8ホーキンソンに返上され、9点差変わらず、最終Qへ突入する。
4Q SR渋谷 83–74 三河 (SR渋谷 27–27 三河)
石井の連続3Pシュートなどで追撃するが、手痛いSR渋谷戦2連敗
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
開始からの1分半でSR渋谷に#13田中らの得点で7-0のランを作られ、16点のビハインドを背負う。
#7長野がエンドスローを奪い、それを#27石井が3Pシュートで仕留めてチームに勢いを与える。この得点で#27石井は個人通算600回3P成功を達成した。
SR渋谷は#8ホーキンソンの連続得点で引き離しにかかるが、#27石井の3Pシュートで食らいつく。
#11久保田と#0オーガストのアリウープ、スティールから#11久保田の3Pシュート、#16西田(公)のレイアップで6点差まで猛追するが、反撃もここまで。83-74で敗戦した。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
SR渋谷さんは本当に素晴らしいディフェンスのチームです。今日は自分たちのオフェンスがうまくいきませんでしたが、修正しなければいけないので明日はもっとハードにプレーしたいと思います。
-今日は長い時間ボックスワンでディフェンスを行いました
ボックスワンに限らず、相手の特徴を理解しなければいけないと思っています。
相手のチームはオフェンスをしっかり遂行してくることと、パスが上手いチームなのでそこにもっと対応しなければいけないと思いました。
-チームとして3Pの確率が低くなってしまいました
まずはオープンシュートを決めきれなかったことだと思います。もちろんゲームの中で決めれる時、そうでない時はあると思いますが、自分たちがやってきた努力を信じて打ち続けなければいけないものだと思います。