B1リーグ・シーホース三河、敵地で島根スサノオマジックと白熱の戦い、1勝1敗の痛み分けに終わる
シーホース三河は1月23日(木)、1月24日(金)、後半戦の初戦はアウェーで西地区2位の島根スサノオマジックと対戦。
Game1は一進一退の展開が続いた3Q終盤に、レイマンの10得点1アシストの大爆発で一気に抜け出すと、そのままリードを守って78-89で勝利。レイマンは今季最多タイの23得点、ガードナーも18得点10リバウンド6アシストの活躍で勝利に貢献した。
迎えたGame2。序盤は拮抗した展開が続くが3Qに主導権を握られ最大16点ビハインドを背負う。4Qにオーガストの躍動もあり11点のランで猛追、一時は同点とするも最後はわずかに上回られ、西地区の強敵とのアウェー戦は痛み分けに終わった。
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―試合結果―
2025年1月23日(木)
島根 ● 78 – 89 〇 三河
(三河通算成績 22勝9敗)
1Q 島根 18–26 三河
角野 連続3Pシュートを含む8得点で流れを呼び込む
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
島根に#14マカドゥのファストブレイク、#3安藤のドライブで先行されるが、#0オーガストの1on1で対抗。#11久保田がインサイドに切り込んでフリースローを獲得し、スティールから#19西田(優)が素早く攻撃に転じて同点に追いつく。
その後も島根が#33エヴァンスや#3安藤の得点で前に出れば、三河が#54ガードナーのアタック、#10レイマンの3Pシュート、#19西田(優)のファストブレイクで追い上げる互角の展開が続く。
残り4分、#19西田(優)が2つ目のファウルでベンチに下がるも、交代で入った#18角野が立て続けに3Pシュートを射抜いてチームに勢いを与える。島根はタイムアウトで流れを変えようとするが、固いゾーンディフェンスと#32シェーファーのブロックショットで得点を与えず、#18角野がドライブからミドルシュートを沈めて、15-23とリードする。さらに#10レイマンのファストブレイク、#54ガードナーのゴール下で得点を積み上げ、8点リードの好スタートを切る。
2Q 島根 37–42 三河 (島根 19–16 三河)
同点に追いつかれるが、ガードナーの1on1で突き放す
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
立ち上がりに島根に連続で3Pシュートを与えて4点差に詰め寄られる。タイムアウトで流れを切るが、アウトサイドシュートを決め切ることができず、開始3分半に島根#33エヴァンスのリバウンドで同点に追いつかれる。
オフェンスにリズムが生まれない中、#54ガードナーが力強い1on1で得点を重ね、残り3分に#27石井の3Pシュートで32-37と点差を広げる。
島根に#6北川の3Pシュート、#4ケイのミドルシュートで2点差に迫られるが、ディフェンスとリバウンドで粘り、#11久保田のフリースロー、#0オーガストのリバウンドで5点リードしてハーフタイムを迎える。
3Q 島根 59–67 三河 (島根 22–25 三河)

レイマン 5本のシュートをすべて決めきり12得点のOnFire!
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
島根#6北川に3Pシュートとアシストを決められて42-42と並ばれるが、#0オーガストの豪快なダンクで逆転を許さない。#19西田(優)のキックアウトから#13須田が3Pシュートを射抜くも、島根もすぐに#33 エヴァンスの3Pシュートで返上。三河が離しては、島根が追いつく、熾烈な点の取り合いが続く。
55-55の同点で迎えた残り3分、#10レイマンが3Pシュートを沈めると、その後も立て続けにアウトサイドを射抜き、ドライブから#32シェーファーのゴール下をアシスト。残り20秒にもファストブレイクから再び3Pシュートを決めて、59-67と一気に島根を突き放す。
4Q 島根 78–89 三河 (島根 19–22 三河)
#19西田(優)がファストブレイクで得点を重ね、後半戦白星スタート
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
開始早々、#54ガードナーのドライブ、#10レイマンの4本目の3Pシュートで13点のリードを築く。島根も#1クラーク、#13津山が反撃するが、#7長野がディープ3Pシュートを突き刺して流れを渡さない。
その後も粘り強いディフェンスで島根を苦しめ、じっくりと時間を使いながらゲームを進めていく。終盤の苦しい時間帯に#19西田(優)がファストブレイクの先頭を走って連続得点を挙げ、二桁得点をキープ。#54ガードナーの3Pシュート、#19西田(優)、#10レイマンのファストブレイクで得点を重ね、11点差で後半戦初陣を白星で飾った。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
島根さんに対して20点未満に抑えるQを3つ作れたというところが、自分たちにとって良いゲームでした。オフェンス面ではボールシェアをしっかりできたというところが良かった点でした。そういうプレーを島根さんに対してできた自分たちの選手を誇りに思っています。
特に後半、オフェンスでもディフェンスでも良い形に修正をして臨むことができた試合だったと思っています。
-3Qに追いつかれる場面がありましたが、そこで逆転を許さずに逃げ切れた要因はなんでしょうか?
ディフェンスの部分がしっかりできたと思っています。特に島根さんはオフェンスリバウンドが強く、セカンドチャンスのスコアを強みとしているチームに対して後半は前半よりもやられないようにする時間帯を作れたと思っています。
アウェーの地で、後半を冷静にプレーできたということは、そのような環境に対応できる成長ができた試合だったと思っていますし、自分たちのオフェンス、ディフェンス両方に対して信頼を置いています。
-今季島根さんは外国籍選手を中心に大きくメンバーが変わったと思いますが、実際に対戦した印象としてはいかがでしょうか?
島根さんに対してはコーチングが素晴らしく行き届いたチームで、良い選手が揃っているチームだと今シーズンも思っています。特にビッグマンのところでサイズがあります。そういう中で自分たちのアイデンティティを示す試合をすることを心がけました。
その中でも、今日勝つためには十分なパフォーマンスができましたが、自分たちのスタンダードを考えた中ではまだまだ修正しないといけない点があった試合だと思いますし、島根さんも切り替えて明日良いプレーをしてくると思いますので、自分たちのスタンダードへ向けての成長をできるようなプレーを明日はしたいと思います。