B1リーグ・シーホース三河、FE名古屋との大一番を1勝1敗で乗り切り、2年連続でCS出場権を獲得
シーホース三河は4月26日(土)、4月27日(日)、CS出場をかけたファイティングイーグルス名古屋との対決を行なった。
Game1。序盤は互角に渡り合うがリバウンドで上回られ徐々に点差を広げられる。4Qに4点差まで詰め寄るも要所でシュートを決め切れず敗戦、CS出場を決めることはできなかった。
迎えたGame2。Game1で課題だったリバウンドを修正して二桁リードを築く好調な出だしを見せる。FE名古屋の猛撃を受け一時は逆転を許すがディフェンスから立て直し勝利、2年連続でCS出場権を手に入れた。
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―試合結果―
2025年4月26日(土)
FE名古屋 〇 85 – 76 ● 三河
(三河通算成績 37勝20敗)
1Q FE名古屋 21–19 三河
FE名古屋の外国籍選手を起点としてオフェンスに苦しみ2点ビハインドを背負う
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
両者シュートを決め切れず、約2分間無得点のまま試合が進む中、#19西田(優)のタフな3Pシュートで先制すると、#54ガードナーも1on1を制してバスケットカウントを獲得、0-6と前に出る。
FE名古屋#3並里、#54オマラのコンビプレーで対抗されるが、#13須田がセカンドチャンス、3Pシュートと得点を重ね主導権を渡さない。
FE名古屋のタイムアウト明け、ゾーンディフェンスを展開するFE名古屋に対して、#54ガードナー、#0オーガストが個人技で打開する。しかし、FE名古屋#11ヘンリーを起点としたオフェンスに苦しみ、15-15と試合を振り出しに戻される。
FE名古屋に流れが傾きかける中、#18角野のドライブで踏みとどまる。残り1分には#54ガードナーがミスマッチを活かして加点するが、FE名古屋#23保岡に3Pシュートを決められ、2点ビハインドで最初の10分を終える。
2Q FE名古屋 46–41 三河 (FE名古屋 25–22 三河)
インサイドを強調されるが、ディフェンスから流れを変える
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
#10レイマンが3Pシュート沈めるが、FE名古屋にインサイドを強調され、32-25と点差を広げられる。
開始4分半、#19西田(優)のロング3Pシュートで反撃の狼煙を上げると、#11久保田が華麗なハンドリングを披露して#10レイマンの得点をお膳立て、ワンポゼッション差に詰め寄りオフィシャルタイムアウトに突入。
しかし、ファウルが重なりFE名古屋にフリースローから加点される苦しい時間が続く。#13須田がスクリーンプレーから3Pシュートを射抜いて食らいつくが、FE名古屋にリバウンドで優位に立たれ流れを掴み切れない。
残り2分半、#32シェーファーと#54ガードナーのコンビプレーが成功すると、ディフェンスの強度を上げFE名古屋の24秒バイオレーションを誘発する。ラストプレーでは#7長野の鋭いパスが#54ガードナーに通り、46-41と追い上げムードでハーフタイムを迎える。
3Q FE名古屋 67–58 三河 (FE名古屋 21–17 三河)

要所でターンオーバーが続きリードを拡大される
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#11久保田のスピード感溢れるドライブと#19西田(優)の3PシュートでFE名古屋を追随するが、FE名古屋#11ヘンリーの個人技を止められず、59-48と二桁リードを築かれる。
#13須田がセカンドチャンスから巻き返しを図ると、#0オーガストも強烈なブロックショットでチームの士気を高める。しかし、要所でターンオーバーが続き悪い流れを断ち切れない。
苦しい展開が続く中、#7長野のアシストから#54ガードナーが3Pシュートを沈めると、パワーアタックから再び#54ガードナーが加点。残り13秒には#0オーガストのブロックショットから速攻に転じて#18角野が3Pシュートを突き刺し、67-58と一桁差に押し戻して3Qを終える。
4Q FE名古屋 85–76 三河 (FE名古屋 18–18 三河)
開始1分で4点差に詰め寄るがFE名古屋を捉え切れず敗戦
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
#7長野が3Pシュートを射抜きチームを鼓舞すると、直後のディフェンスでもFE名古屋のオフェンスファウルを誘発。さらには#18角野もリバウンドで競り勝ち、開始1分で4点差まで詰め寄る。
FE名古屋のタイムアウト明け、FE名古屋#13中村に3Pシュートを決められるが、#0オーガストが強烈なダンクを叩き込み一歩も譲らない。
FE名古屋のインサイドアタックに対しても、#0オーガスト、#18角野、#32シェーファーでシャットアウト。しかし、このプレーで#32シェーファーを怪我で欠くアクシデントが発生。FE名古屋に連続でゾーンディフェンスを攻略され74-65と突き放され三河はたまらずタイムアウトを要求する。
その後も全員が積極的にリバウンドに飛び込みシュートチャンスを増やすが、シュートタッチに苦しみ徐々に点差を広げられる。#18角野のフリースロー、#10レイマンの3Pシュートなど、最後まで戦う姿勢を見せるも逆転には及ばず、CS出場を決めることはできなかった。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
自分たちの努力が十分ではなかった試合だったと思います。リバウンドの数やセカンドチャンスのスコアなど、相手側の方がハードにプレーをし、彼らが勝つべき試合というものをしてしまったと思う試合でした。