G正捕手争いの行方 小林誠司生き残りの鍵を握る「あのポイント」とは
では、ベテラン小林の役割はどこになるのか。この点については、こんな指摘もある。
「大城が安定した主戦捕手となるためには、やはりエースの菅野を始め、先発ローテーションで回る投手陣の信頼を得ることが大事となる。一方、目配りが効く小林をバッテリーの相手として指名する投手の声はいまだに多いと聞く。そういった選手のフォロー役に加え、新外国人投手とのバッテリーなど活躍の場を広げることが生き残りへの道となる」(球界関係者)
「スガコバ」「ドスコバ」など、ファンの間では菅野や山口とのバッテリーで知られる小林。安定したリードやブロッキング技術、強肩などが評価されているが、課題は2年連続打率1割未満と低迷する打撃にある。この日も安打は出なかったが、DHがないセ・リーグでマスクをかぶり続けるためには、一にも二にも打撃で結果を示すことが求められている。
小林は「結果を出さなければいけない立場なので、二、三軍でやってきたことをしっかりと『結果』として出せるように頑張っていきたいと思います」と腕をぶす。開幕まで残り2週間、打撃でも快音を響かせたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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