巨人・坂本コンバートの「現実味」 吉川が遊撃挑戦の「舞台裏」とは

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 巨人は話題を集めた新庄監督率いる日本ハムにオープン戦ながら2連敗となった。初戦はルーキーを1~4番に並べられ、敗戦。2戦目は3番手で登板したドラ1ルーキーの大勢が好投など明るい話題もあったが、投手陣がふんばれないなど、課題も多く見つかった。

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 一方、この連戦で注目を集めた起用もあった。5日の初戦に吉川尚輝内野手が「5番・遊撃」でスタメン起用。8回に先頭宇佐見の平凡な遊ゴロを一塁へ悪送球し、この回から登板した直江はリズムを乱し、2失点した。

 ほぼ定位置から中途半端なワンバウンド送球をした吉川に対し、原監督は「尚輝のショートは難しいね。若いピッチャーが投げて、ファーストにドキドキしながらあのボール、あそこにワンバウンド放るわけだからね」とピシャリ。「まあ、使った私が悪いよ。直江に悪いことをした」と締めくくった。

 一方で首脳陣が遊撃に吉川を挑戦させた理由についてはこんな声が上がる。





 「ここまでも若手の中山など今春キャンプではポスト坂本として色々な選手が遊撃のポジションを試してきましたが、今回の吉川起用はより現実味を感じられます。原監督は主砲の岡本、坂本に対しては『元気であるならば』レギュラー確約を打ち出していますが、裏を返せば坂本が元気じゃない場合のプランBも欲しい。危機管理策の一環ということでしょう」(球界関係者)

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