陸上界の「フワちゃん」10人抜き実力本物!増田明美さん「ディープインパクト」にも話題沸騰
陸上界に舞い降りたニューヒロインが、拓大のスーパールーキー不破聖衣来(ふわ・せいら)。中長距離ランナーとしての素質を開花させた18歳は、走るごとに評価を上げ、注目度も上がっている。
12月30日の全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)では、1年ながら最長区間の5区(10・5キロ)を任され、32分23秒で区間新記録をマーク。従来の記録34分17秒を2分近く更新する驚異的な走りを見せた。
・今すぐ読みたい→
21年箱根駅伝総集編 フリーザ様、失明危機、激坂王、新怪物・・・ https://cocokara-next.com/athlete_celeb/hakone-ekiden-2021/
12位でたすきを受け、10人抜きの快走。2位で6区へつなぎ「自分の役割は果たせたが、トップに立てなくて悔しい」と話した。入賞が目標のチームを6位へと導いた。
圧巻のレース模様を、テレビ解説したのは選手ネタの宝庫として知られる増田明美さん。五輪4大会連続出場の福士加代子と、無敗の3冠馬ディープインパクトを引き合いに「(不破と)誕生日が同じ3月25日なんです」とまたもコアな情報をお茶の間に届けた。
増田さんとともにゲスト解説で呼ばれた、5000メートル元日本記録保持者の福士も「息してんのかなあ」「1人だけ歩く歩道にいるよう」と驚くばかり。エース区間でのごぼう抜き、他を寄せつけない異次元な走りっぷりは、日本競馬界でも史上最強といわれるディープインパクトを彷彿(ほうふつ)とさせる。
駅伝シーズンが本格化し、不破の勢いが止まらない。10月の全日本大学女子駅伝5区(9・2キロ)では従来記録を1分14秒も塗り替える区間新。順位を9位から3位に押し上げる6人抜きの走りで注目を集めはじめた。11月の東日本女子駅伝では群馬県代表のアンカー9区(10キロ)として、トップと38秒差の3位から区間賞の走りで、逆転優勝のゴールテープを切った。