原巨人 「地獄キャンプ」でターゲットになる「選手の名前」
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来月1日から始まる春季キャンプを前に巨人は20日、都内のホテルでスタッフミーティングを行った。
昨年は屈辱の4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ。「大惨敗」という言葉を用いて、投打とも苦しんだシーズンを振り返った原監督。巻返しを目指す今春のキャンプではルーキー3選手(萩尾、門脇、船迫)の1軍スタートが決定。キャンプの内容も例年以上にハードなものとなりそうだ。昨秋のキャンプでも取り組んだ「アーリーワーク」「2000スイング」は継続。「モーニング主将制」をしき、ベテランと若手がミックスする形で厳しい練習に取り組む形を作るという。
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同時にS班スタートとなった話題のベテラン3選手にも容赦なく、ムチ入れが行われた。
自身のペースで調整が認められているS班スタートとなった長野、松田、中島のベテラン3選手に対して阿部ヘッド兼バッテリーコーチは冗談交じりに「S班じゃなくて、シンノスケ班」としながら「長野にも言ったけど、悪いけどベテラン3人は(全員をベンチに)置いておけないよと。2人落ちるかもしれないし、1人も残れないかもしれない」とはっきりと「現実」を伝えたという。
厳しい言葉もチームの底上げを真剣に考えるからこそ。それだけ首脳陣の間には危機感が強いという。
またチーム内の競争に関してはこんな声もある。
「監督やコーチから名前があがる選手はまだ希望があるが、本当に必死にならないといけないのは名前があがらない選手。特に外国人選手も加入し、層が厚くなった外野手の布陣に食い込むのは容易ではない。早くからアピールしていく必要がある」(球界関係者)