「セ・リーグは先発投手陣の整備が大事」勝負のリーグ戦再開に向けて「必勝ポイント」を近鉄OBの佐野慈紀氏が解説
頼みの綱である山崎伊織も前回19日の日本ハム戦(東京ドーム)では5回10安打4失点と打ち込まれたとあって、リーグ戦再開を契機に先発ローテーションの入れ替え、再整備に時間を使うことになりそうだ。
リーグ2位のDeNAでも剛腕、トレバー・バウアーが22日のロッテ戦(横浜)で初回から5失点、1回3分の0を来日ワーストタイの7失点とここにきて、各球団、投手陣に疲れが目立ち始めた。
今夏は梅雨明け前から異例の猛暑となっていることもあり、各チーム、選手にパフォーマンスを落とさせないための施策も求められそう。いずれにせよ、ここからの戦いはファームにいる選手の活用含め、層の厚さが問われるところでもある。
再び始まるリーグ戦で存在感を示すのは果たして、どの球団となるか。引き続き、熱い戦いに注目が高まっていきそうだ。
【さの・しげき】
1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。
【関連記事】なぜ今季の戸郷は勝てないのか 早くも5敗目 阿部巨人の泣きどころを近鉄OBの佐野慈紀氏が考察 「フォークの変化が…」
【関連記事】「今井投手の投げ方は伊良部さんの完成形」元近鉄、佐野慈紀氏が語るネクストメジャー腕の“凄み”とは
【関連記事】「突然現れたラッキーボーイ」巨人からトレードで加入、鷹22歳内野手の3試合連続打点&お立ち台に話題沸騰 「ええの獲った!」






