「全部の球種が90点」かつての巨人の正捕手・村田真一氏が語った「三本柱」秘話とは
そんな大記録が迫る中、村田氏はキャッチャーならではのあることを考えていたという。
「もしカウントが3-2になった時、完全試合を求めるならゾーン内に入る球を選ばなければいけない。そうなったらどの球を選べばいいのかということは考えましたね」
結果的にフルカウントまで一度もいかなかったものの、もしフルカウントになっていたらと問われると、「マウンドへ行っていたと思います。『マキ、お前どうしたい?お前の記録はお前が決めなはれ」と。自分のせいにされてもいやですからね(笑)」と秘話を明かす場面もあった。
そして、最優秀防御率をはじめとしたタイトルのほか、沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞など、数々の記録を達成した桑田氏。エースナンバー「18」を背負い、入団2年目の87年に15勝6敗、防御率2・17で最優秀防御率のタイトルを獲得すると、同年含めて6年連続で2ケタ勝利をマーク、現役晩年にパイレーツに入団とメジャー挑戦したことも大きく話題を集めた。
年が離れていたこともあり、食事などに行く機会は少なかったという村田氏だが、「全部の球種が90点と言った感じで、すごくまとまっている」とコメント。桑田氏といえば、「野球センスの固まり」ともいわれ、打撃成績やフィールディング、けん制などの能力含め、すべての面において高い能力を発揮したことが広く知られている。総合力の高さを村田氏も評価していた。
時代は令和に代わっても先発3本柱といえば、この3投手の名前が挙がるほど、野球ファンの間に鮮烈な印象を残した。動画内では長く付き合った「女房役」だからこそ知る、3人の素顔に触れている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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