新庄チルドレン続々発動!「優勝しか狙わない」シーズンへまっしぐら 他球団戦々恐々の「舞台裏」
いよいよ上位を狙う新庄監督、タクトも冴えてきた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
日本ハムはリーグ戦再開となった23日のロッテ戦(ZOZOマリン)に5ー3と勝利。交流戦から続き、今季初の5連勝と勢いをキープしている。
地力がついたことを感じさせる勝利となった。
まずは初回、キング独走の13号をマークする4番・万波中正が先制打を放つと、この日1番に抜擢された石井一成が2安打1打点2得点。3番・清宮幸太郎も7回の適時打など2打点、復調が期待され、二軍戦にも出場した6番・野村佑希は2点リードの8回無死で貴重な7号ソロを放つなど、しっかり結果を残した。
【動画】清宮もこの日、7回に適時打を放つなど存在感を示している
先発は「カドックス」の愛称で知られる左腕、加藤貴之。ここ最近は好投を続けても打線の援護がなかったが、6回まで散発3安打と安定した投球を見せ、7回に集中打を浴びたが、結果として7回途中を投げ7安打2失点で5勝目を挙げた。最後は守護神、田中正義が締めてゲーム終了となった。
これで3位のロッテには5差に迫った。新庄監督が掲げた「3位まで3ゲーム差以内」とプレーオフ圏内も目前とあって、気合も入る。
リーグ戦再開を前に多くの評論家が「台風の目になる」と評した日本ハムの勢いには他球団も戦々恐々となっている。
安定したピッチングスタッフに加え、育成までにはもう少し時間がかかると見られていた、若き「次世代クリーンアップ」万波、野村、清宮にも勢いがついてきた。