元三冠王をねじ伏せ評価高まる!? 「最悪の補強」と揶揄された藤浪晋太郎に電撃トレード説が浮上する「ア軍だからこそ」の事情

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 依然として課題は少なくないが、中継ぎで特大のポテンシャルをようやく発揮し始めた感がある藤浪。となれば、おのずと気になってくるのが去就だ。

 そもそもアスレティックスは高額年俸選手を売り、若手の有望株、もしくは低年俸の実力派を獲得するのを球団経営の常に行ってきた。ゆえにチームで5番目に高い年俸で締結した藤浪との契約にトレードの可能性が含まれていたのは言うまでもない。これは日本球界では考えにくいが、下位に低迷したチームが再建に踏み切るうえでの常套手段ではある。

 開幕直後の大不振は誤算だったに違いない。しかし、メジャーの水に慣れはじめ、マウンドで支配力を見せつつある藤浪の存在は、プレーオフ進出に向けた戦力強化を図りたい球団にとっては、魅力的に映るはずだ。彼らにとっては325万ドルの年俸も格安と言えるだろう。

 実際、現地でも藤浪放出の予想をする識者は少なくない。米専門メディア『A’s Unleashed』のカール・ブスチェック記者は「フジナミは、ここ15試合で防御率3.45。15回2/3を投げて17奪三振。トレードに使える一員だ」と電撃プランを提唱している。

 一時は「球団史上で最悪の補強の一人」とも揶揄され、壮絶なバッシングを受けた藤浪。ここにきて真価を発揮している29歳の剛腕は、トレード市場の「掘り出しモノ」として注目を集めそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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