不振のアスレチックスで”勝ち頭”の藤浪晋太郎に球界OBがエール「この強運を利用しない手はない」

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制球難が目立った藤浪だが、ここ最近は落ち着いたピッチングを見せている(C)Getty Images

 アスレチックスの藤浪晋太郎はチームトップの4勝をあげている。アスレチックスは23勝63敗の借金40と大きく負け越しているが、この23勝の約6分の1にあたる4勝をあげているのだ。

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 今後の活躍が気になる藤浪について、現役時代に阪神や日本ハムで活躍した下柳剛氏が自身のYouTubeチャンネルでエールを送った。まず中継ぎであるにもかかわらず、チームの勝ち頭という状況について「この強運を利用しない手はない」と藤浪には流れが来ていると話し、「ちょっとでも抑えられるようになったらもっと勝てる可能性がある」「あんだけ打たれても1回抑えたら勝たせてくれるんやから」とコメント。

 続けて、「メジャーリーグって(球団数が多いから)トップの選手とそうでもない選手っておるから、そうでもないところで余計なフォアボールを出さない」「3、4番はすごい選手がおるから、7、8、9から1、2、3につながれない。7、8、9をしっかり抑えられるように頑張ってほしい」とアドバイスを送った。

 藤浪の月間防御率は4月(13.00)、5月(10.50)といずれも10点台だったが、6月(4.35)は半分以下。7月は2試合に登板して無失点とここに来て好投が続いている。四死球率を見ると、4月(9.5)、5月(6.75)、6月(5.225)と着実に余計な四死球が減っており、加えて4月には3つあった暴投も6月では1つに減少。制球面も安定していることが成績が上向いている要因と言えそうだ。防御率9.57と10点台を脱した藤浪の逆襲が始まろうとしているのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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