「エグすぎる速球」新ミスターKだ!アスレチックス・藤浪晋太郎の「進化」が話題に

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 アピールを続けている藤浪(C)Getty Images

 アスレチックスの藤浪晋太郎は現地時間7月4日(日本時間5日)、敵地でのタイガース戦の9回に3番手で登板。メジャー自己最速タイの102・1マイル(約164キロ)をマークし、全12球中7球で100マイル(約161キロ)超えの速球を記録するなど、圧巻の投球で3者連続空振り三振に抑えた。延長10回に味方が勝ち越し、5勝目を手にした。

 0-0、9回のしびれる場面で登板した藤浪は5番・ジェイク・ロジャースを99・7マイル(約160キロ)の速球で空振り三振に抑えると、続くザック・マッキンストリーも102マイル(約164キロ)と速球で空振り三振に。

【動画】えぐすぎる剛速球!9回に登板し、カブレラなど三者連続三振で存在感を示した藤浪





 圧巻の投球であっという間に2アウトを奪い、迎えたのは、通算3126安打を誇り、2012年の三冠王、ミゲル・カブレラだった。メジャー屈指の強打者をストレート2球で追い込むと、最後も外角への102・1マイル(約164キロ)の速球で空振り三振に打ち取り、渾身のガッツポーズも飛び出した。

 開幕当初は先発投手として期待されながら、制球難もあり、なかなか結果を残せなかった。厳しい叱咤の声も届いたが、リリーフに転向してから持前の剛速球が生かされる場面が増えてきた。

 何より「進化」を示しているのは四球の少なさにもある。ここ8試合では1四球のみという安定感で、試合を有利に進められていることも大きい。

 米投球分析家のロブ・フリードマン氏はこの日の藤浪の快投を自身のツイッターで「フジの炎」と表現して、投稿。米国のファンの間からも「速球、エグい」など称賛する声が上がっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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