秋山翔吾に広島入りを電撃決断させた「2人のキーマン」とは

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(C)Getty Images

 秋山翔吾外野手(34=前パドレス傘下3Aエルパソ)が広島への移籍を決めた。日本球界復帰に伴い、西武、ソフトバンクと広島が三つ巴の争奪戦だったが、ダークホースともいわれた広島が見事獲得。決めてとなったのは何だったのか。

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 広島がまたも「金星」を射止めた。主砲を務めた鈴木誠也はメジャー移籍、現在、開幕から全試合出場を続けていた西川がコンディション不良で離脱中。外野手の戦力不足に悩むチームにとっては、かつて「最多安打」など数々の記録を打ち立てたスラッガーの合流は心強い。

 秋山を射止めたのは「誠意と熱意」だったという。広島とは今季途中から24年までの3年契約。金銭面では資金力にまさるソフトバンクが好条件だったという。一方、秋山は交渉時にこう話していた。

 「チームが僕に何を求めているのかを知りたい」





 広島で交渉にあたった鈴木球団本部長は「来てくれたらチームの財産になる」と秋山の人間性を高く評価、長期プランを示した上で、自身が目標とし、残り524本に迫る「2000本」の話題にも触れたという。金銭面だけではなく選手の琴線に触れる会話ができる人がフロントにいる、それが広島の強みだった。

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