木村昇吾 クリケットの本場・豪州に挑戦へ
木村昇吾です。17日に豪州に出発することが決まりました。半年の期間でメルボルンのチームに所属します。ここでの活躍次第でトップレベルのチームにステップアップできるし、世界最高峰のインドプレミアムリーグに挑戦する道が切り拓けます。メルボルンはクリケットを行う練習場、トレーニング施設が世界一の環境だといわれています。この挑戦に尽力していただいた関係者の方々には感謝の気持ちで一杯です。応援してくれる家族やファンのためにも何とか良い結果を出したいと思います。
豪州に出発前、先週の3連休は国内最後の試合となるジャパンカップに出場しました。国内の各地域から勝ち上がってきた計10チームが出場しました。2つのリーグ戦に分かれる方式で上位2チームが準決勝に進出できますが、僕の所属するワイヴァーンズは残念ながら6位決定戦に回り、7位に終わりました。個人的にはノーバウンドでバウンダリー(野球でいうフェンス)を超える6得点の打球を4発打つなど好調な打席もありましたが、0得点で終わってしまった打席もありました。最後の国内の試合で今まで一緒に戦ってきた仲間には特別な気持ちがあります。優勝してみんなで喜びたかったですが、悔しい結果になってしまいました。個人的に打撃を振りかえっても良かったり悪かったりでまだまだ安定感がないし、未熟さを痛感しました。豪州ではクリケット三昧の日々になります。しっかり地力をつけて来年にワイヴァーンズで試合に出場することがあれば、成長した姿を見せて恩返ししたいですね。
[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]
木村 昇吾(きむら・しょうご)
1980年4月16日、大阪府生まれの37歳。尽誠学園で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなどリーグ通算打率・318、5本塁打。02年ドラフト11位で横浜に入団。07年オフに広島にトレードされ、11年は遊撃のレギュラーをつかみ、自己最多の106試合出場で37犠打をマーク。15年オフにFA権を行使したが移籍先が難航し、西武にテスト生で入団。昨年限りで戦力外通告を受け、クリケットに転身。インドのプロリーグでの活躍を目指す。あずさ夫人と子供は1男2女。
木村昇吾公式サイト(http://shogokimura.net/)