「投げりゃいいんだよ!」大谷翔平への申告敬遠に敵地ファンは怒り メッツ地元解説は「正しい判断。オオタニは危険」
弾丸二塁打を放ち「打者・大谷」としては健在な姿を見せた(C)Getty Images
大谷翔平(エンゼルス)の人気と実力の凄まじさを物語るワンシーンだった。
現地8月25日に敵地で行われたメッツ戦。エンゼルスが2点をリードした9回にそれは起きた。2死一、三塁で大谷が打席に向かうと、敵将のバック・ショーウォルターがすかさず申告敬遠を指示。一塁が埋まった状況での判断だった。
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無論、天才との真っ向勝負を求めたメッツ・ファンからはブーイングが飛んだ。現地で取材をしていた米メディア『Newsday』のラウラ・アルバネーゼ記者によれば、球場からは「とっくに勝負は諦めてるんだ! 彼にただ投げりゃいいんだよ!」という痛烈なヤジも飛んでいたという。
もっとも、エンゼルスで最も打っている打者である大谷を避けるのは、2点差と言う状況を考えても真っ当な策と言えよう。MLBでの指導キャリア33年を誇るショーウォルター監督は試合を諦めていなかったのだ。
結果的に指揮官の策は的中した。続くアンドルー・ベラスケスが初球を打ってシュートゴロに倒れて凡退。無得点で切り抜けられたのだ。ゆえに現地コメンタリーも大谷への申告敬遠には理解を示している。
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