「問題があると思わない」大谷翔平も巻き込まれた報復合戦 米解説が球界に蔓延る“不文律”を主張「オオタニに当てたのは昔ながらのやり方」

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 一部で「時代遅れ」との声もある不文律。それだけに大谷も巻き込まれた“死球合戦”は、「危険だからやめた方がいい」「いい加減に怪我の可能性があるようなことはやめるべき」とファンが指摘するなど、小さくない問題としてクローズアップされた。

 もっとも、現場の酸いも甘いも知る識者たちからは、球界で生じる暗黙のルールから「激しい展開も仕方がない」という見方が強まった。MLBの公式ネット局『MLB Network』のアナリストで、元アスレティックスの捕手でもあったアンソニー・レッカー氏は「バスケスがオオタニに投げた内角へのボールは明らかに故意だった」と指摘。その上で「彼(大谷)に当てたのはいわゆる昔ながらの野球的なやり取りだった。誰かがやられたら、相手の主力打者にやり返す。それが球界のリアルであり、一種の自浄作用でもある」と追及した。

「バスケスはむしろ上手くやったと思う。怪我のリスクが小さい太もも付近に当てたのは、正しいやり方だった。個人的に特に問題があるとは思わないよ。ああいう展開でなら、自然とエスカレートしてしまうものだからね」

 やられたらやり返す――。そんな球界の不文律は長く残ってきた“ある種の伝統”でもある。それだけに大きな反発を受けようとも、そうそうに在り方が変わりはしなさそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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