強打者シーガーが“急浮上”も大谷翔平のMVPは揺るがない? 米紙も訴える図抜けた価値「どう考えてもオオタニだ」
とはいえ、だ。数多の球史を呼び覚ました春先からの功績、そして他の追随を許さないWARを考えれば、やはり大谷のMVPは決定的ではないか。米紙『The Seattle Times』は、今月1日に、「ロドリゲスがア・リーグMVPレースでオオタニを追い詰められるか?」と題した特集を掲載。そのなかで二刀流スターの圧倒的優位性を唱えている。
「どう考えてもアメリカン・リーグはオオタニがMVPだ。正直に言えば、シーズン最後の1か月で、今年の彼を追い詰めるような選手が出るとは想像し難い。オオタニが二刀流プレーヤーとして成し遂げたことは、それほど素晴らしく歴史的だ」
周知の通り、MLBのMVPは全米野球記者協会で選ばれた記者の投票によって決まる。そこに明確な受賞基準はなく、あくまで記者の価値観が優先され、チーム成績を重視する人がいるのも事実ではある。
それでも、今季の球界で一大センセーションを起こした大谷のもたらした影響力、そして価値を考えれば、彼のキャリア2度目の戴冠は揺るぎないはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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