15戦8発の怪物ジャッジをMVPに!? 米メディアが大谷翔平との一騎打ちを大胆宣言「形勢が変わる気配がある」
疲労の影響から精彩を欠いている大谷(左)。一方でジャッジは猛烈な勢いで本塁打を量産している。(C)Getty Images
ヤンキースの怪物が止まらない。現地9月2日に行われたアストロズ戦でアーロン・ジャッジは今季31号となる一発を記録。驚異的なハイペースでホームランを量産している。
昨季にアメリカン・リーグ新記録となる62ホーマーを放った地力は半端ではない。今年6月に右足親指の靭帯断裂によって負傷離脱を余儀なくされたジャッジ。だが、7月末に戦線復帰すると、自慢の猛打を披露し続けている。
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直近15試合では打率こそ.179ながら8発、さらに長打率.607と打ちまくるジャッジ。勢いを急激に加速させる31歳は、ア・リーグの本塁打王争いでも、2位のルイス・ロベルト(ホワイトソックス)に4本差と肉薄。さらにトップに君臨する大谷翔平(エンゼルス)とも13本差まで迫っている。
流石の勢いだ。それゆえにMVP受賞の可能性を唱えるメディアも出てきている。米スポーツ専門サイト『Sport World News』は、疲労の影響からか直近11試合でノーアーチと苦心する大谷について「彼のシーズンを通した成績は例外的だが、ここ1か月の打撃パフォーマンスの低下は明らかだ」と指摘。そのうえで「形勢が変わる気配がある。ジャッジの完全復活でレースに火がついた」とし、ジャッジの価値を熱弁した。
「揺るぎない決意を示したジャッジは計り知れない回復力を示し、復帰への疑念を吹き飛ばした。オオタニとの一騎打ちに向けた舞台は整っている」