残留は「ノーチャンス」の大谷翔平をどう扱うべきか 米識者は“トレード”を訴え「チームは大変な目に遭う」

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チームへの影響力は計り知れない大谷。それだけに売るとしてもそれ相応の覚悟がいるわけだが……(C)Getty Images

 メジャーリーグのレギュラーシーズンが白熱さを増すなかで、大谷翔平の去就に対する関心度も徐々に高まりを見せている。

 今オフに稀代の天才がフリーエージェント(FA)となるのは、もはや周知の事実だ。メジャー6年目の今季も投打で違いを生み出している大谷だけに、その価値は計り知れず。多士済々となるFA市場においても彼の存在感は強まる一方だ。

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 そうした状況で、目下、注目を集めているのが、現地8月1日にデッドラインを迎えるトレードの可能性だ。地区優勝やプレーオフ進出を目指すチームが重要な戦力になり得る大谷獲得のために本腰を入れるのは想像に難くない。

 無論、プレーオフ進出争いの真っただ中にあるエンゼルスがオファーを受け入れるかは不透明だ。昨季もデッドラインデーまで様々なオファーを受けながら、すべてを蹴っていたチームだけに、あくまで「大谷は非売品」という姿勢に変わりはないかもしれない。

 もっとも、エンゼルスがFAとなる大谷を引き留められるかは怪しいところだ。米スポーツ専門局『FOX Sports』などで解説を務め、移籍情報などに詳しいケン・ローゼンタール記者は「彼らがオオタニと契約する可能性はノーだ。チャンスはないと思う」と断言。メッツやドジャース、ヤンキースなど優勝争いを演じる名門に競り負けるのは濃厚視されている。

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