思わぬ事態に発展した大谷翔平の「コメント」 1号球騒動で再び浮き彫りになった水原氏の裏切りが生んだ“代償”
一連の騒動は異なる言語を訳す作業の難しさを物語っていると言えるかもしれない。大谷とアイアトン通訳の間で生じたニュアンスの違いについては、米メディアでも指摘されている。
米スポーツ専門局『CBS Sports』は「ほとんど違いのないような違いだが、言葉を訳す過程で生じた問題だと考えると興味深い」と指摘。違法賭博に関与し、大谷の資金を盗用した疑いで3月20日にドジャースから解雇となっていた水原一平氏の存在を引き合いに出し、こう論じている。
「アイアトン氏がオオタニの言葉を訳すのは今シーズンが初めてだ。なぜならオオタニは自身も巻き込こまれたイッペイ・ミズハラの賭博スキャンダルの渦中にいるからだ。もはやこうした現状はオオタニがフィールドで何をするかということ以上に、彼を語るうえで必要な背景である」
世界的な知名度を誇るドジャースでの大谷への関心度はエンゼルス時代とは大きく異なる。今回のような何気ない振る舞いですらも現地を騒がせるニュースとなる。そうした余計な喧騒を避けるという意味でも、やはり“盟友”と称されるほどの関係性を築いていた水原氏が犯した“裏切り行為”の代償は、まだ影響を及ぼしそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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