10試合連続安打と猛威を振るう大谷翔平 米メディアは「MVPとサイ・ヤングを獲得する可能性は十分」と激賞
バットでの活躍は十分。制球力が改善すればサイ・ヤング賞も狙えるだろう(C)Getty Images
ア・リーグ西地区3位のエンゼルスは、現地時間6月13日(日本時間14日)、レンジャーズと対戦し7-3で勝利し、前日の白星に続き、首位チームを相手に連勝を飾った。
この試合でも存在感を放ったのは大谷翔平だ。「2番・指名打者」でスタメンに名を連ね、初回の第1打席にライトへのツーベースヒットを放ち、10試合連続安打をマークすると、1-3のビハインドで迎えた6回には、ライト前へヒットで出塁し、その後打線がつながりこの回で4-3と逆転に成功。大谷の2本目の安打が足掛かりとなった。
【動画】1試合2発の翌日、第1打席でいきなりの二塁打とバットが止まらない大谷
また9回には四球で出塁し、二塁への盗塁を決めると、味方の安打で生還している。今季10個目となった盗塁で二塁に達した瞬間には、もはやお馴染みとも言える両手を広げるアピールも。その姿には最後まで貪欲に追加点を狙う意識が表れていた。
前日の2本塁打のインパクトをはじめ、凄まじいばかりの大谷のパフォーマンス。カード最終戦には先発登板も予定されており、この試合でもおよそ1か月振りとなる白星が期待されている。
圧巻のプレーを続けている背番号17には米メディア『The Cold Wire』でも多くの賛辞がみられる。現地時間13日のトピックの中では、この日の2本のアーチで20号到達となった結果を受け「2023年のシーズンもまだ半分も終わっていないのに、オオタニはすでに新たな記録を打ち立てた」として、3シーズン連続20本塁打、投手として奪三振100以上の数字を讃えた。
さらに本塁打数がリーグトップ、奪三振数が同2位であると指摘し「私たちは、このような数字を出す人を見たことがない」と偉業を強調。続けて「今シーズンでMVPとサイ・ヤングを獲得する可能性は十分にある」と今後の個人タイトル等への見通しも述べている。