大谷翔平の“放出論”に「うんざりだ」 米識者が過熱する報道を否定「オオタニのトレード話をするのはやめよう」
そして、何よりも、エンゼルスは史上最高の選手をみすみすトレードしたチームとして名を残したがっていない。彼らはかつてたった3か月のブロードウェイミュージカルに資金提供をして大失敗し、ベーブ・ルースを売ったハリー・フレイジー(元レッドソックスオーナー)のようになりたくないのだ」
かつてブロードウェイショーへの投資が理由で資金繰りに失敗。財政難が仇となってヤンキースにベーブ・ルースをトレードしたレッドソックスは、その後86年もワールドシリーズ制覇から遠のいた。そんな名門球団にとって不の歴史となった交渉を引き合いに出したバスガーシアン氏は「今のオオタニに見合った価値のあるリターン・パッケージは得られない」と強調。そして、次のように続けている。
「私は、オオタニが今シーズンはアナハイム(エンゼルスの地元)で全うすると思う。エンゼルスは数字的にはポストシーズン争いから離脱したわけではない。彼らが諦めない限りはオオタニがどこかに行かされるとは思えない。
もし、トレードになるなら私はやむを得ずに誤りを認める。だから、オオタニのトレード話をするのはやめようと言いたい。もうこの手の話はうんざりだ。彼はエンゼルスのままであり続けるんだ」
白熱する議論に一石を投じたバスガーシアン氏。エンゼルスを取材するなかで、大谷を間近で見つめてきた同氏の読みは当たるのか。いずれにしても、8月1日のトレードデッドラインデーまでは喧騒は続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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