「生活のすべてを捧げている」大谷翔平の際立つ“プロ意識”に元同僚も感嘆「ショウヘイの右に出る者はいない」

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 たかが1勝、されど1勝だ。試合内容は決して褒められたものではないが、大型連敗を食い止めた意味はポストシーズン進出争いに食い下がっていく意味でも大きい。それだけに反撃の呼び水となった一撃を見舞った大谷の“勝利”への渇望は光るものがあった。

 この日はホームランを打った直後もベンチでお馴染みの兜セレブレーションこそしたものの、表情は強張ったままだった。沸き立つ周囲をよそに「まだ2点差もある」と言わんばかりに顔を見せた彼は試合を捨てていなかったのだろう。

 もっとも、大谷が勝ちに飢え、強いこだわりを持っているのは周囲も認めるところだ。昨季にエンゼルスでプレーしていたアレックス・カッブ(現ジャイアンツ)は、米スポーツ専門局『NBC Sports Bay Area』で「生活のすべてを『野球』と『勝つこと』に捧げ、それを最優先しているという点において、ショウヘイの右に出る者はいない。日々の1分、1秒を最高の選手になることに捧げている」と脱帽している。

 現在、エンゼルスは悲願のポストシーズン進出争いの中で劣勢にあると言っていい。アメリカン・リーグの西地区では首位レンジャーズから5ゲーム差をつけられている。そうしたフラストレーションの溜まる状況でもチームの勝利のために淡々と凄まじいプレーを続ける大谷に偉才たる所以を見た。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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