大谷翔平、驚愕の“994億円後払い”に渦巻く批判 米記者からは擁護の声「オオタニを嫌うべきではない。彼は球界の敵じゃない」
無論、ルールの“抜け穴”を巧みに突いた契約を称える記者もいる。ドジャースの専門サイト『Dodgers Digest』に寄稿するブルース・クンツ氏は「ショウヘイ・オオタニはプロスポーツ史上最大と言っていいチームファーストの契約を結んだ」とし、「正気の沙汰とは思えない。契約金の数字に心が折れそうになったが、とにかくすごい。ドジャースがオオタニと結んだのは、チームの他の選手への支出能力にほとんど影響を与えない契約だ」と驚嘆した。
また、IBWAA(全米インターネット野球記者協会)のメンバーでもあるクリス・クレッグ記者は、自身のX(旧ツイッター)に「ショウヘイ・オオタニを嫌うべきではない」と投稿。「この契約を許したぜいたく税制度の抜け穴を憎むのは勝手だが、オオタニは悪役でもなければ、球界の敵なんかじゃない」と批判に異を唱えている。
ここから10年間、ドジャースのために年俸200万ドルで臨む大谷。その契約に対する反響はしばらく続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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