投手断念でも「気にしない」 米2043安打捕手が大谷翔平の不変の価値を断言「彼は世界中に影響を与える存在だ」
そうした中で、たとえ投げられなくとも大谷の価値が「変わらない」と断言したのは、かつてホワイトソックスなどで捕手としてプレーしたAJ・ピアジンスキー氏だ。
MLB通算2043安打を誇る強打の名手は、自身がホストを務める米ポッドキャスト番組『Foul Territory』において「契約に価値があるかって? それはあるよ。ドジャースはワールドシリーズで勝ったし、彼がもたらす収益も半端じゃない」と強調。そして、興味深い持論を続けている。
「もしも、ショウヘイがリハビリの過程で『投げるのはうんざりだ』『ただ打って稼ぎたい』と言い出しても問題はない。すでに彼はあの大金に見合う、あるいはそれ以上の価値がある選手だ」
昨季にドジャースを世界一に導き、国際的なマーケットにも大きなインパクトを残した大谷。グラウンド内外でもたらされる貢献度の高さを評価するピアジンスキー氏は、「投げなくなったとしても、この先の数年間で2回ぐらいワールドシリーズを制覇したら、誰もが『オオタニには価値があった』と言うと思う。誰も気にしないさ」とも続けた。
「オオタニは他での誰も違う。別次元なんだ。もうソトとも比べるまでもない価値があると俺は考える。彼は世界中に影響を与える存在だ。日本をはじめ、ありとあらゆる国でプレーが話題になる」
無論、投手としての復帰と二刀流継続に強いこだわりを持つ大谷は、マウンドに舞い戻ることを目指し続ける。とはいえ、ピアジンスキー氏のように「投げなくても価値はある」と論じる声が上がるのは、彼の図抜けたスター性を物語る事例の一つと言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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