エンゼルス・大谷 豪快17号も敗戦 にわかにトレード説が信憑性を増す「これだけの理由」とは
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エンゼルスの大谷翔平投手(27)は28日(日本時間29日)本拠地で行われたホワイトソックス戦に「3番・DH」で先発出場。第2打席で、3試合ぶりとなる豪快なアーチをかけると今季6度目の3安打をマーク、3打数3安打2打点と活躍したが、チームは4ー11の大敗。借金5となった。
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3回。ベラスケス、トラウトの2発で2ー0とリードした直後、二死走者なしで打席に入った大谷は1ー1からクエトのツーシームを完璧に捉えると打球はぐんぐんと伸びて、中越えの17号ソロを放った。打球速度172キロ、飛距離128メートルの豪快弾に本拠地ファンも沸いた。
この日の大谷は初回の第1打席も右中間フェンス直撃の二塁打を放つなど、3打数3安打と大暴れ。しかし、課題の投手陣が粘れない。5回に6安打の集中打を浴びて逆転されると、7回にもさらに5点失った。トラウト、大谷の二者連発本塁打も飛び出すなど、一時は盛り上がった本拠地での試合も終わってみれば17安打を浴びて、大敗を喫した。
また最近になって米メディアを中心に取りざたされているのがトレード説だ。順調にいけば来年オフにフリーエージェント(FA)となる大谷をめぐってエ軍は巨額契約を結ぶ必要があることから、契約が切れる前にトレードの話が浮上している。
ニューヨーク・ポスト(電子版)は「エンゼルスは大谷翔平について難しい問題を抱えている」と題し、大谷の去就を特集。「大谷の今後の年俸が、エンゼルスにとっては財政的な問題になりつつある」とした上で、大谷の今後の年俸について4年総額2億ドル(約272億円)を出すとされるライバル球団の声を紹介。さらに最大で単年で「80億円超」となる可能性なども指摘した。
具体的な球団名を挙げているメディアもある。スポーツ専門サイトの「ファンサイデッド」は理想の移籍先としてメッツ、ヤンキース、レイズの3球団を予想。「これらの3球団は、大谷を獲得するための資金がある」とした。さらにメッツには大谷がエンゼルスに入団したときにGMとして尽力したビリー・エプラー氏が現在GMとして在籍しており、縁が深いことも関係性の近さを感じさせる。