エンゼルス・大谷 104年ぶり偉業達成でも「笑顔なき一発」の理由とは
象徴的だったのは7回の交代の場面だ。大谷は続投の意思を見せマウンドに行きかけていたが、ネビン監督代行にさとされるようにベンチに戻った。大谷と同代行をめぐっては以前にも降板時期をめぐって意見が分かれることもあったが、この日も事前に打診もなく降ろされたことで不服そうな表情を隠せなかった。この時点で球数は91球。チームが守護神のイグレシアスを放出後は9回は不安定な起用が続くとあって、大谷自身、できるだけ長い回を投げたいという気持ちもあったかもしれない。
いずれにせよ、メジャー挑戦5年目にして投打で大記録に到達したのは本人の日々の努力の賜物だろう。くしくも球場はメジャー初勝利、初安打、通算100号を放った思い出のある球場となった。今や世界のオオタニとなった二刀流の次なる活躍にも期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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