大谷、「リトルリーグ・クラシック」で長年の夢かなう!少年時代の写真も話題に
エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)に米ペンシルベニア州ウィリアムズポートで行われたインディアンス戦に「1番・DH」で先発出場。この日の試合はリトルリーグ・ワールドシリーズの開催地で行われる年に1度の公式戦である「リトルリーグ・クラシック」。スタンドに訪れた多くの少年たちが大谷の一挙手一投足を見守った。
第1打席は相手右腕クワントリルに対して、カウント2―2から、二塁を強襲する、右翼線へのクリーンヒット。スタンドに詰めかけた子供たちを喜ばせた。さらに1死後、アップトンの打席時に今季19個目の盗塁もマーク。打撃に加え、持ち味の足もアピールでこれまた球場の歓声を浴びた。
第2打席は四球、第3打席は空振り三振に倒れるも、8回一死一、三塁のチャンスで迎えた打席には多くの少年たちの何とも愛らしい「ショウヘイ!」コールに包まれた。この打席は四球を選び、この日は2打数1安打2四球、打率は2割7分となった。チームは0―3でインディアンスに完封負けを喫し、借金2となった。
大谷にとっては、この試合に特別な思い入れもあった。2007年に水沢リトルリーグでエースとして活躍していた大谷は試合出場がかかる全日本選手権大会に出場したが1回戦で船橋リトルリーグに0―2で敗れていた。試合中に中継した米スポーツ専門局ESPNのインタビューに応じた大谷はこの場所へのあこがれに対し、こう語った。
「僕も(ワールドシリーズ出場を)目指してはいたんですけど、ただ、僕らはここに来られるようなレベルではなかったので、少年時代に(テレビなどで)見ていた球場(ラマディ・スタジアム)を見ることができて、いい経験になったと思います」と笑顔。
同じくインタビューに応じたマドン監督も大谷について「彼は大きくなった少年そのもの。日々を楽しんでいる」と語った。