大谷2打席連発!派手な活躍の一方、「野球少年ぶり」が話題に
大谷の勢いが止まらない。エンゼルスの大谷翔平投手(26)は29日(日本時間30日)敵地でのヤンキース戦に「2番・DH」で出場。初対戦となる右腕タイヨンに対し、3回の第2打席で右翼席へ3試合連続となる27号ソロを放つと、続く5回の第3打席も内角高めの直球を振りぬき、右翼席へ運ぶ。2打席連続となる28号2ラン、今季2度目の1試合2本で、本塁打王争いで単独トップに立った。これで6月は13本を記録、2007年7月にヤンキース時代の松井秀喜氏が記録した日本人選手の月間最多記録に並び、月間MVPも射程圏内となってきた。
派手なアーチ攻勢をかける一方で、SNS上では「とにかく野球をやることが楽しくてしかたがないことが伝わってくる」「あの笑顔がたまらない」と好きな野球を懸命に取り組む姿勢を評価する声が絶えない。指揮を執るマドン監督もその一人だ。試合後の監督会見では、大谷のこの日の活躍について「彼は本当に楽しんでプレーしている。私は楽しんでプレーしている彼を見るのが楽しい」と自身も笑顔で振り返った。
注目を集めたのは、あるプレーだった。大谷が2発を打ちながらも、試合は5―11と大敗。大勢が決した9回2死一塁の第5打席で大谷は一塁ゴロを打った後、全力疾走でベースを駆け抜けたのだ。登板を翌日に控え、本来ならば少しでも体の負担は減らしたいところ。それでも、やるからには全力プレーを惜しまない。そんな大谷に対して「あの姿勢は愛すべきものだ」とマドン監督は大谷の「野球少年ぶり」を高く評価した。