大谷、ゲレーロJr.と直接対決! 気になるMVP争いの「焦点」とは・・・
エンゼルス・大谷翔平投手(27)は10日(日本時間11日)に行われたブルージェイズ戦のダブルヘッダー第1試合に「2番・DH」で出場。現在、2本差で本塁打王争いを繰り広げるゲレーロJr.との直接対決は無死一塁で迎えた第1打席を二ゴロ失策、3回一死無走者で迎えた第2打席を見逃し三振、5回無走者で迎えた第3打席を右飛とした。
第4打席は申告敬遠で出塁。その後、盗塁を決めると、ゴスリーの適時打で6点目のホームを踏むなど、第1試合は3打数無安打ながら、足でチームの勝利に貢献。対して、ゲレーロJr.は第1試合は4打数ノーヒットに終わった。
本塁打王を争うゲレーロJr.を擁するブルージェイズとの4連戦初戦。前カードのドジャース3連戦は指名打者制のない交流戦だったため、3試合連続代打で出場。4戦ぶりにスタメンに名を連ねた。
大谷は前日まで106試合に出場し、打率・269、メジャートップの37本塁打、同3位タイの82打点。本塁打でメジャートップを走るが、7月28日のロッキーズ戦を最後に本塁打はなし。特に8月に入ってからは試合前までの打率が20打数2安打の1割と不振に悩まされている。
一方で残りシーズンも少なくなってきた今、MVP争いに注目が集まっている。主役を張るのは、現在、本塁打王を走る大谷と、2本差で追うゲレーロJr.の2人だ。
まずは大谷の指揮官であるエンゼルスのマドン監督はMVPに関して、こう話す。
現在チームはア・リーグ西地区4位。勝率が低いチームの選手のMVP受賞に関しては「かつてA・ロッド(アレックス・ロドリゲス)がMVPを獲得した時、レンジャーズは最下位だったが、彼はMVPに値した」と主張。2003年、アレックス・ロドリゲスがリーグ1位の本塁打数を記録したことでレンジャーズ時代にチームが最下位でありながら、MVP受賞となったことを例に出しながら、大谷支持を表明。