大谷 ダルビッシュ 初対決ならずも 2人を繋ぐ「404号室の奇跡」とは
「各球団ともに活躍した選手が使用していた寮の部屋を『出世部屋』として、活躍が見込まれる若手に継承するしきたりがある。日本ハムでいえばダルビッシュから大谷が引き継いだ404号室がまさにそれにあたる。しかし、他の球団においても共にメジャーにわたり活躍する選手を続けて輩出するなんてことはかつてなかった。究極の出世部屋でしょうね」(球界関係者)。
大谷が鎌ケ谷の勇翔寮に入寮したのは13年1月9日。そこからは野球漬けの日々。球団が課した外出禁止令も知られているが、入団当初からメジャー挑戦と高い目標を掲げてきた大谷は苦にならなかったという。
室内練習場が隣接する抜群の練習環境もあって、気が付いたことがあれば、すぐに練習。二刀流として日々、技術を磨いた。毎日のように寮内のトレーニング室にも通い、現在につながる立派な体格を作り上げると共に、自室では野球関連の書籍を読み漁るなど、夢を育む時間を過ごした。
さらに時をさかのぼれば、同じ場所でダルビッシュも悩み、苦しみ、先の進路を模索していたことになる。戦う場所は変わり、共に世界最高峰の舞台で2人は活躍しているが、青春時代を過ごした原点となる404号室を忘れることはないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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