巨人・中田 意地の一発の裏に「原の洗礼」
巨人は13日の中日戦(東京ドーム)に5―2と勝利。ポランコが4打数4安打と爆発、5番に入った中田もプロ初の犠打を含め、豪快なアーチをかけるなど、チームを援護した。
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1ー1で迎えた4回無死一、二塁。打席に入った中田がバントの構えを見せると球場からどよめきの声が起きた。初球はファウル、2球目をきれいに投前に転がして成功。直後の大城の二ゴロで勝ち越した。中田にとってはこれがプロ初の犠打。相手投手は球界屈指の好投手、大野だっただけに早めに点を奪いたいベンチの意図に見事、応えた。
さらに見せ場は8回だ。3ー2と1点をリードし、無死一塁の好機に山本の高めに浮いた直球をとらえると左中間席へ放り込んだ。打った瞬間にそれとわかる、完璧な当たり。雄たけびをあげると、「確信歩き」の後にゆっくりとダイヤモンドを一周。勝負を決めるダメ押しの3号2ランを放った。
開幕は「5番・一塁」でスタートを切った中田もその後は苦しんだ。打率・188、2本塁打と打撃不振のため、4月22日に抹消。その後、二軍でホームランを打ちまくり、最短復帰を勝ち取った。
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