春の珍事とは言わせない!中日2891日ぶり単独首位の立役者 中田翔の「もう一つの野望」とは
元々日本ハム時代には打点王3度と勝負強さで知られるスラッガー。体力面では心配されたが、今回のように体調を考慮してときに休ませながら起用することで安定したパフォーマンスが期待できそうだ。
チームはこれまで貧打に悩まされてきたとあって、チームを勢いづける勝負強い打撃が期待を集める。さらに、そんな中田には打撃面以外でもひそかに狙っているタイトルがあるとされる。右の大砲として打撃面の貢献もさることながら、以前から守備には相当のこだわりを持っており、「守りからリズムを作る」と守備の重要性を語ったこともあった。
巨人時代の2022年には一塁手部門で史上初の両リーグゴールデン・グラブ賞にも輝いており、昨年セ・リーグの一塁手部門は阪神の大山悠輔が受賞、今季のライバル候補としては守備力の高さで知られる巨人・岡本和真などもいる中で、セ・リーグで2度目の戴冠となるかもひそかに注目を集めている。
立浪和義監督にとっても就任以降、目指してきた「守り勝つ野球」を体現、これで貯金3とした。まだ開幕10試合目とはいえ、単独首位と応援を続けてきたドラゴンズファンにとっては何より嬉しい春を迎えている。
あとはこれが継続できるか。元々の強みである投手陣も冴え、打線がさらに活発化すれば、いよいよ混セの主役となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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