巨人・中田 再昇格へ!活躍の鍵を握る「エゴサの壁」とは
3度目の正直となるか。巨人・中田翔内野手(32)が12日の阪神戦(東京ドーム)から1軍に再登録される見通しとなった。中田は打撃不振で今月1日に登録抹消、その後、ファームで再調整を行っていた。
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チームは6連敗中。つながりを欠く打線の起爆剤に指揮官が求めたのは昨年リーグ打点王の勝負強さだった。攻撃陣につながりさえ生まれれば再浮上が期待できるとあって、中田に命運を託した。
中田は8月20日に無償トレードで日本ハムから巨人入り。同22日のDeNA戦(東京D)で移籍後初アーチを放つも、その後は打撃不振に苦しんだ。9月11日に登録抹消。ファームでは長嶋茂雄終身名誉監督の直接指導や、阿部2軍監督の熱血指導を受けて、最短の10日間で1軍復帰を果たした。
しかし再昇格となった後も9月23日の広島戦(マツダ)で本塁打を放ったのが唯一の活躍と打撃不振に陥った。9試合で24打数2安打と低迷。10月1日に2度目の降格となった。
昨年のパ・リーグ打点王。実績は十分ながら、ここまで結果を残せていない理由として、メンタル面の問題も指摘されている。元木ヘッドコーチは注目度が高い巨人という球団に移籍してきたことで「ノーヒットで記事になるんだから。そういうのもプレッシャーになってくる。(巨人は)マスコミ球団だから慣れていってもらわないと困る」と様々なことを報じられても動じない強い心を求める。
元々入団の経緯からして、同僚への暴力行為を起こしたことで無償トレードと異例の事態。移籍から約1か月半が経過した今となっても、中田の一挙手一投足が話題になるとあって、早くこの環境に慣れるしかないというのだ。